(講師席から、プロジェクターの光が眩しい)
初級講座からスタートし、そして年と共に経験を積み、今では指導する立場の方も多い。
(はっきり申し上げて、偉くなられた方が多いのです)
そんな多くの諸先輩方に言われるのは、その昔、私の講座は厳しかったらしい。
小さな事でも拘って、「音が違う」と何度もやり直しをさせられたり、
宗教上の偈文についても細かく、「ここじゃなきゃダメなんだ」と叱ったり・・・。
私も若かったし、時代も違うけど、それにしても教え方としては良くない。
指導者としては最低、下手くそ、猛省しきりである。
それぞれの人に応じた教え方があるはずだった。
いつの頃からか、講座の進め方がとても気になりだして、
テキストの作りに関して拘りはじめ、参加者のアンケートにヒントを見出すようになる。
自らが色んな講座に出て経験を重ね、何かを感じる事もある。
今回ご参加くださった29名の皆さんは、講座を通して何を感じ、帰って行かれたのか。
これから直面する葬儀というお仕事に、意義や自分の夢を見つけてもらえたのか。
少なくとも、自分の仕事に興味を覚えてくださったのだろうか。
やる気は湧いたのか、多少なりとも進むべき道が見えただろうか。
皆様の今後に期待を寄せたいと思います。
大変お疲れ様でございました。
<追記>
この研修センターで講座ができるのも最後だ。
次回からは、向かいに建つ新築6階建ての研修センターで講座が行われる。
楽しみだが、寂しい想いが強い。
36歳~50歳までお世話になった建物だ。
老朽化ということだが、ということは私も老朽化しているということ。
リフレッシュに心がけなければ、だって人間は建て直すことができないから。