父を亡くしてすぐの出張でしたので、
父への思いがあふれていた私は、私的なお話で恐縮ではありましたが、
研修会の冒頭で、遺族という立場で、
密度の濃い体験をしたことからお話させていただきました。
とにかく無我夢中で葬儀の全体を遂行したこと、
葬儀社との打ち合わせの中でよかったこと、大変だったこと・・・。
葬儀を終えて1週間も経っていなかったので、
グリーフワークの最初の段階の振り返りとして、
心の整理もつかないままのお話でしたが、
この時ではないと話せないようなお話を素直な気持ちで、
お伝えさせていただきました。
研修会全体は、接遇コミュニケーションの基本などを取り入れながら、
二人一組のワークや、葬祭ホールのロールプレイング中心に行われました。
それぞれのホールから新人スタッフやベテランスタッフが集うこのセミナーは、
ロールプレイングを通して、他のホールのやり方を見て、学ぶことが出来ます。
日ごろから工夫している葬祭ホールのスタッフが、積極的に動いてくれました。
前向きな態度には好感を得ました。
喪主役や親族役、寺院役を募って、
様々なシチュエーションでのトレーニングをしました。
後日談ですが、この地域はこれまでもお骨葬が主流でした。
しかしこのセミナーのすぐ後に、
ご遺体でのお別れ会形式の葬儀が入ったと伺いました。
献花でのお別れなど慣れない内容もあったそうです。
スタッフの皆さんは一生懸命にサポートをしたそうですが、
課題も多く残ったとのことでした。
時代は、めまぐるしく変化をしています。
お客様からのご依頼があれば今までは慣習ということで回避できたことや、
見たこともない新しいやり方も、お客様の気持ちを尊重する視点に立って、
積極的にサポートすることが求められていくでしょう。
早急な対応が求められていると感じました。
大変お疲れ様でございました。これからも頑張ってください。
応援しています!