新聞やテレビでは控えめな報道の一方で、
インターネットでは、最新の情報がアップされていました。
家畜の処分数や、種牛被害など…。
最終的に、一定地域のワクチン投与、
そして殺処分にすることで落ち着きを見せそうです。
しかし、これほどまで畜産がダメージを受けた災害は、
かつて無かったのではないでしょうか。
今回の災害の課題は、
もちろん口蹄疫の感染力に由来するところが大きいのですが、
組織的な意思決定の問題もあるように思います。
まず、ゴールデンウィークに大臣が外遊して、
(外遊を実行した意思決定に問題もありますが)
その時に全く政府が動けなかった。
現政府は、「政府主導」を標榜していましたが、
それが裏目に出た格好だったと思います。
トップがいなければ、何もできない。
後手後手に回って、被害が拡大すると、
その責任をそれぞれでなすり付け合い…。
我が国の事ながら、悲惨ですな。
政府主導の組織は、トップが有能であってこそ有効に機能するということが、
今回の教訓の一つだったと思います。
そして、この種の問題は初期にやり過ぎと言われようとも、
最大限の対処をしなくてはならない。
新型インフルエンザの時は、そうでしたね。
空港で防護服着た人が取り囲んで…少しパフォーマンスのようにも見えましたが、
それくらいの批判があるくらいの方が良いのでしょう。
今回は、マスコミの政府の尻に火を点けるような後押しも、消沈していました。
風評被害を避けるための報道規制が張られていたのでしょうか…。
被害の深刻な口蹄疫問題。
現場の人たちに税金が使われるのは一向に構わないのですが、
後手後手の意思決定の人の給与になっているのはウンザリです。
参議院選挙で、今回の責任者にツケを払わせましょう。