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2010年05月24日

口蹄疫騒動(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

最近になって報道が増えてきましたが、
家畜の「口蹄疫」に対するテレビや新聞の報道が、少なかったように思います。
米軍基地問題の陰に隠れていたのかも知れません。
また、風評被害を防ぐために報道規制が敷かれているのかも知れません。
真相はわかりませんが、口蹄疫の感染力を考えると、
過去、連日のように1面で報道されていた「鳥インフルエンザ」と同じように、
報道があって然るべきだったと思います。

新聞やテレビでは控えめな報道の一方で、
インターネットでは、最新の情報がアップされていました。
家畜の処分数や、種牛被害など…。
最終的に、一定地域のワクチン投与、
そして殺処分にすることで落ち着きを見せそうです。
しかし、これほどまで畜産がダメージを受けた災害は、
かつて無かったのではないでしょうか。

今回の災害の課題は、
もちろん口蹄疫の感染力に由来するところが大きいのですが、
組織的な意思決定の問題もあるように思います。
まず、ゴールデンウィークに大臣が外遊して、
(外遊を実行した意思決定に問題もありますが)
その時に全く政府が動けなかった。
現政府は、「政府主導」を標榜していましたが、
それが裏目に出た格好だったと思います。

トップがいなければ、何もできない。
後手後手に回って、被害が拡大すると、
その責任をそれぞれでなすり付け合い…。
我が国の事ながら、悲惨ですな。
政府主導の組織は、トップが有能であってこそ有効に機能するということが、
今回の教訓の一つだったと思います。

そして、この種の問題は初期にやり過ぎと言われようとも、
最大限の対処をしなくてはならない。
新型インフルエンザの時は、そうでしたね。
空港で防護服着た人が取り囲んで…少しパフォーマンスのようにも見えましたが、
それくらいの批判があるくらいの方が良いのでしょう。
今回は、マスコミの政府の尻に火を点けるような後押しも、消沈していました。
風評被害を避けるための報道規制が張られていたのでしょうか…。

被害の深刻な口蹄疫問題。
現場の人たちに税金が使われるのは一向に構わないのですが、
後手後手の意思決定の人の給与になっているのはウンザリです。
参議院選挙で、今回の責任者にツケを払わせましょう。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年05月24日 09:00

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