DMが届いた会社も、以前は、
「○○(個人名)葬儀社」と社長の苗字を冠した会社でした。
それを、創立○○周年を期に、
会館名(ブランド名)を冠した社名に変更したそうです。
社名に個人名が入ってるからといって、会社が個人の所有物という訳ではないですが、
顧客や従業員からみたイメージの問題でしょうね。
個人名が会社名に入っていると、後継が身内になる可能性が高そうですし。
従業員のやる気にも影響するかもしれません。
とはいえ、日本の名だたる企業でも、
今でも個人名を冠した会社が多く残ってます。
例えば、トヨタやホンダやスズキなど。
外資でも、ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーは、
個人の名前を冠した社名です。
本質的には、社名と会社の質は関係ないのでしょう。
しかし、本田宗一郎は、自らの苗字を社名に冠したことを、
非常に後悔したと言われています。
「会社は個人の持ち物ではない」と、強く思っていたからでしょう。
しかし、ホンダ程の大企業になってしまっては、
社名を変えるにもコストが掛かってしまいます。
(名刺や看板を始め、様々な印刷物、システムなどに影響します)
最近では、松下電器産業が「パナソニック」にブランドを統一しましたが、
だいたい400億円程度かかったそうです。
大企業になるほど、社名を変えるだけで費用が掛かりますね。
しかも、全部を変更するには時間も掛かります。
ちなみに、松下幸之助氏が寄贈した東京・浅草の雷門の提灯。
下部に「松下電器」と社名が入っていますが、
これは「パナソニック」とは変更されないそうです…。
ちなみに、日本の企業の社名に関しては、大きく3パターンに分けられるそうです。
①創業者の名前をそのまま会社名にする場合
例:ホンダ、スズキ、ちょっとひねってブリヂストン
②製品名を会社名とする場合
例:Mixi、Kakaku.com、オラクル
③企業理念やサービスを連想するワードまたは造語
例:All About、SoftBank(ソフトバンク)、Docomo
今回DMが送られてきた葬儀社では、大きく成長するタイミングの、
ちょうど良い時期に社名を変更されたかなと思います。
そして、社名を①のカテゴリーから、
おそらく②のカテゴリーに変更されたのでしょう。
今後とも、ご健勝をお祈り致します。