それにしても、霊園は競争が激しくなっていますね。
私の家のポストにも、様々な業者の霊園公告チラシが入っています。
高齢化社会に合わせて、お墓の需要も多ければ良いのですが、
全員が全員、墓を持つ訳では無くなっているのでしょう。
納骨堂といった、お墓のない供養の形も増えてきています。
カロートペンダンなど、手元供養の需要も伸びています。
フューネラルビジネスフェアの出展社を見てみても、
手元供養の業者は年々増えています。
もちろん、墓地の需要は今後もあると思います。
自分の場合を考えても、親が亡くなった場合、
もう片親や兄弟のためにも供養の場として墓が必要になると想像します。
一人であれば、特に必要ないのですけどね。
家族がある場合は、象徴的な供養の場として、
墓地があった方が落ち着きが良い気がします。
とはいえ、墓地は管理が大変。
半年に一度は草むしりや掃除をしないと荒れてしまいます。
また、その種の作業を業者に委託するにも、費用が掛かります。
新規で墓を購入することを考えた場合は、
同じ維持費がかかるなら、比較的初期費用が安い納骨堂に、
目が向く人もいるのではと思います。
また、私有地や小さな寺院に墓地を構えている場合でも、
継承の問題があると思います。
核家族化が進み、地域の過疎化が進むと、
いつまでも墓を管理してくれる人がいかわかりません。
寺院に関しても、近年の様子を見ていると、
継続できない所も増えてくるのではないでしょうか。
これからのお墓のカタチは、どうなっていくでしょう。
家族を持っている人は、やはり墓地霊園に墳墓を建てる結果になるのでしょうか。
効率性を求めるなら、究極のカタチはデジタル墓!?
(骨壷をどうするんだという問題がありますね。)
お墓のデジタル化は当分先の話としても、
今の時代に合ったお墓のカタチが、墓地霊園の他にもあるような気がします…。
PS.
御墓の納骨スペースを「カロート」と呼びますが、
漢字で書くと「唐櫃」「唐塔」と書くそうです。
私は昔、神戸の唐櫃台というところに住んでいました。
そういえば、布土の森に御陵地があったことを、ふと思い出しました。