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2010年07月09日

葬祭ディレクター技能審査受験対策講習会in宮城県 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

毎年お世話になっているので、顔見知りになったスタッフも多い。
それが、この講座で再チャレンジの為に会ったのか、
それとも、他の葬儀司会講座などであったのかも分からない。
あるいは2級から1級へと、ステップアップする為に参加されたのかもしれないのだ。
いずれにしても、一度も顔を会わせた事がない人の方が少なく、
どうしても親近感が湧くし、つい気合が入ってしまう。

この団体は昨年、一気に県内10ホールに増えた。
今年も予定では、いくつかあると伺っている。
「やっと・・・」というか、結果としては良かったと思っている。
だが、大きな団体だから、見えない苦労は相当あるだろう。
その調整に苦心されることは想像に難くない。
誰かが、縁の下の力持ち的な役目をやらなければならないが、感謝をしましょうね。

長野県から宮城県へ移動日なしでの4日間連続講習だったのですが、
松本から長野へ向かう特急電車で踏切事故のため21分の遅れ。
いきなり躓きました。
もう間に合いません、長野新幹線だけではなく、
大宮駅で東北新幹線に乗り継ぎなのですが、当然それも間に合いません。
当初の予定通り、仙台に泊まりましたが、遅く入って翌朝早くでるという最悪のケース。
ということで、初日が終わってから、事務局の方と情報交換のため夕食を。
県内における情勢の変化などを中心に話題が進みました。
ところがこの日は、サッカーの<日本対パラグアイ戦>。
皆さんと明日の予定を話しながら、どうしてもサッカーの話題へ。
11時から試合が始まり、明日の仕事も気にしながら・・・結局見ることにしたのだが、
引き分けのまま延長に入ってそれでも決着が付かずPK戦へ。
負けました・・・もう2時です。
最悪のパターンでしたし、しかも悔しいです。
翌日、受講生も観ていたらしく、目が真っ赤・・・。
仕方ありませんよ。
私は2日にわたる寝不足でフラフラになっていました。

さて、24名のご参加。
1.2級合同で執り行われるが、最近の試験のレベルはかなり高いと思う。
当初・・・15年前から平均して、年に10%ずつレベルが上がったと仮定しても、
実際、科目数も増えてはいるが、今では最初の2~3倍の難易度だと思う。
しかし、受講する側も立派なもので、何としても合格したいから勉強する。
そうすると翌年は、もう少しレベルを上げないと採点のバランスが取れない。
この繰り返しで、今ではかなり難しい。
ちょっと例を挙げましょう。
皆さん、民法の897条の条文完成できますか。
条文ですよ、そっくりそのまま出ています、今では当然のように。
医師法の19条、20条、21条も、試験では当然です。
後見人制度について、どの程度の知識をもっていれば良いと思っているのでしょう。
昨年の問題を例にとれば、公証役場の数が全国にいくつあるかご存知ですか。
公証人資格制度があるのですが、毎年試験が行われているわけではないし、
そのような事実をご存知の方がどの程度いらっしゃるのか。
因みにエンバーミング施設の数はご存知でしょうか。

最近、受験する方が少し可愛そうに思えてきました。
それでも、試験は試験・・・落ちる人・受かる人・・・明暗が別れます。
合格への道のりを進む中で、どの範囲を、どのレベルで勉強するかということ。
それが分かっただけでも、付け焼刃での合格は難しいとの判断が下るはずです。
毎日少しずつでも構いません。
たくさん問題を解いてください。
出来れば、この団体でオープンにしているネットに接続して、
様々な問題を解くことで力を蓄えましょう。
今年も大勢の方が合格される事を祈ります。
大変、お疲れ様でございました。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年07月09日 08:50

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