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2010年08月26日

葬祭ディレクター技能審査受験対策in岩手 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

秋田から岩手県の盛岡まで「こまち」で行くのだが、厳密にはこれは新幹線ではない。
時間も意外と掛るのだが、大体1時間半程度は見ていないといけない。
そして盛岡で「はやて」と接続することが多いが、この時3回止まる。
スリー・ストップしてから接続するという決まりがあるらしい。(車掌に聞いた)
最近は珍しくないので、接続の時に人だかりが出来ることもないが、
その合体シーンを見たくて、ひたすら待っている写真小僧がいるものだ。

盛岡に着いたけど、取り敢えずホテルに向かう。
予約しようと思っていた例年泊まるホテルは、「盛岡さんさ踊り」の影響で全部アウト。
仕方なく、駅からは少し離れたホテルに泊まることになった。
ところが伺って見ると、そのホテルは盛岡公会堂の近くにあり、
つまり「さんさ踊り」の出発点の傍だったわけだ。
一度は見てみたいと思っているが、縁がないのだろうか。
では皆さんもネットでどうぞ!

昨年の動画を見て下さい

想っていたより迫力がある、躍動感がある。
統一された勇壮な動きは、見る者を惹き付ける魅力が備わっている。
「さんさ」とは、一体なんぞや?
「さんさ」は「参差」と書くらしい。
盛岡の「さんさ踊り」は「統一さんさ」と呼ばれ、
各地に伝承されている「さんさ」を纏めたものらしい。
で、「さんさ」とは盛岡のあるお寺に伝わる「三つ石伝説」に由来するらしい。
その昔、岩手山が噴火して火口から三つの石が飛んできた。
火の中から飛んできた有難い石を神として崇めた。
その頃、市中には鬼が徘徊し悪事を働くので、その石に鬼退治を祈願した。
願いは聞き入れられ、鬼は三つの石に手形を押して、この里には来ませんと誓った。
人々は歓喜して「さんさ、さんさ」と歌い踊ったという。
この「さんさ」という言葉は、古くから伝わる囃子言葉のようだ。

では研修の報告を。
盛岡に来て4~5年目位だろうか。
ここへ来て、漸く軌道に乗り始めた感がある。
成績が上がってきた、ということは、勉強しなければならないということが、
受講生から次の年度の受講生へと伝わり、流れに乗りつつあるということだ。
その上、秋田出身のI様が盛岡に居すわって(かつて秋田で活躍していらした)、
あれやこれやと指示を出しまくっているらしい。
(私は彼の言葉が、4割理解できないのだ・・・アハハ)
熱血漢のI様のことだから、色んな意味で刺激を受ける人は多い。
ひょんなことから変化は起こる・・・良い方向へ変化するだろう・・・多分。

女性の受験者が少ないのが気になるし、そもそも受験を望む人の数も少ないかも。
盛岡は岩手県内でも特別で、寺院の権限が強くホール葬に反対されることもあるとか。
しかし、いずれ時代の流れには逆らえなくなるはずだ。
と、書いたら樹木葬で有名な一ノ関の寺院の話になった。
ここは、私有地が周囲にたくさんあり過ぎて、
だからこそ春と秋の一時期だけしか、樹木葬のこの山には来れないらしい。
「なんだ、そうだったのか・・・だから桜の木が一番人気なのかな」
地元に行って聞いてみないと本当の所は分からないものだ。

このホールにも、以下のような看板が掲げられていました。

葬祭サービスを受ける側の人でも、この程度の知識を学ぼうとしているのだから、
葬儀社は、葬祭ディレクター技能審査を受験する人は、知識としてそれ以上が一般。
だから、難しい・・・などと言うなれば、
そもそも知識が何もなくて、何が葬儀社だ・・・となる。
勉強することは当たり前、ニーズを掴んで当たり前、誰かに頼るのではなく自分でやる。
分からないことは、携帯の辞書機能でもネットでも直ぐに調べられるはずでしょ。

二日間みっちり汗を掻き、そして勉強しました。
初日終了後の親睦会も大変有意義でしたよ。
残念なことに、皆さんが酔うと、何を言っているのかさっぱり??でしたが。
ただ、顔を見ていれば楽しそうだなというのは理解できました。
外国に行っても、ボディランゲージです。
ましてや日本なんですから・・・。
皆が笑えば、「ここは笑うとこだな」と笑っていました・・・。

皆様、大変お疲れさまでした。
帰りはこのまま地元埼玉で研修です。
では。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年08月26日 08:00

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