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2010年08月19日

パワースポット(工場長)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

「パワースポット」という言葉を、良く聞くようになりました。
新聞を見ていてもパワースポットの特集が組まれ、
熊野古道や愛宕神社などが紹介されていましたし、
明治神宮の加藤清正の井戸は行列ができる日もあるそうで、
随分と市民権を得た言葉になったと思います。

パワースポットとは、そこに滞在すれば、
何らかのエネルギーを吸収することができる場所のこと…と認識しています。
場所といっても、携帯電話で撮影した写真にも御利益があるそうですから、
何をもってエネルギーを吸収できるようになるかは諸説あるようです。
科学的根拠も無いことは、確かなようですな。

この種の風水的な、目に見えない気の流れ、パワーやエネルギーといった考えは、
ここ数年は特によく取り上げられています。
「占い」や「スピリチュアリズム」に対する全般的な興味の高まり。
「阿修羅像」人気などに見る仏閣ブーム。
その延長線上として、今の「パワースポット」人気もあるのでしょうか。

個人的には、パワースポットでエネルギーを感じるのも、
近所の森でマイナスイオンを浴びるのも、同じです。
自然の中に入ると確かに身体がリフレッシュされるように感じますし、
気分も好転したりするので、悪い感じはしません。
同様にパワースポットと言われる場所も自然に囲まれた場所が多く、
身体的なリフレッシュ効能はあるのではないでしょうか。
加えて、運気が上がったり恋愛が成就したりといったご利益を期待するのは、
「おまけ」みたいなものですね。
今は、逆にその「おまけ」のご利益への期待が大きくなってきたため、
パワースポットという言葉に発展していると考えます。

最近では、多くのパワースポット関連の本が発売されて、
単なる景勝地や観光地までパワースポットに含められているようです。
そうなると一般に何が本当のパワースポットなのか分からなくなり、
徐々にその価値が低下して、ブームが落ち着くことになるでしょう。
歴史ある宗教と比べると、一過性のブームとして終わりそうです。
精神的な面の拠り所の一つという役割は、似ているのでしょうが。

ちなみに、日本三大パワースポットなるものがあるそうです。
・分杭峠(ゼロ地場地帯)(長野県伊那市)
・富士山(活火山・断層地帯)(静岡県、山梨県)
・聖域の岬(気流融合地帯)(石川県珠洲市)
まだ上記のどこにも行ったことがないのですが、
話題の内に巡っておくのも良いのかなと思います。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年08月19日 08:09

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