ちなみに、まだ制作中だとは思いますが、
日本動物葬儀霊園協会のホームページも存在していました。
一通り見てみると、まずは資格認定事業を進めて、
業界全体のサービスの底上げを図っていくようです。
「一級動物葬祭ディレクター」、「二級動物葬祭ディレクター」と2つの級があり、
受験資格が、5年以上の経験(1級)、2年以上の経験(2級)を求めることから、
葬祭ディレクター技能審査を大いに参考にしている様子が伺えます。
制作途中の部分もあり、どう運営していこうか思案している段階にも見えますが、
こういう動きが起きること自体は、悪いことではないでしょう。
是非とも、健全な運営を続けてもらいたいと期待します。
あと、環境省が「動物愛護管理法」を改正し、
ペット葬祭業者を登録制とする方針のようです。
現在は、「販売」「保管」「貸出」「訓練」「展示」といった
5つの各業種の業者に登録義務があるようですが、
これに「埋葬」や「葬儀」といった業種が、加わるということでしょう。
守るべき基準の内容も、改正されるのではないでしょうか。
福祉的な要素もある葬儀という特殊なサービスに関して、
行政の監視を強くすることは、良いことだと思います。
個人的には、ペットの葬儀だけでなく、
人の葬儀に関しても登録制を敷いた方が良いと思っています。
葬儀料金への不信感やトラブルを解消するためにも、
アメリカの行政を参考に、「料金表」等を行政機関に提出をさせてはどうでしょうか。
ただ日本の行政の体質からして、大きなトラブルでも起きない限り、
今の基準を変えることはしないのでしょうけれども。
葬儀が単なるサービス業ではなく、
喪主や遺族などに対する精神面でのケア的な要素も併せ持つ、
そういう葬儀の福祉的な役割が日本で強まれば、行政も動くかもしれません。
しかし、直葬がはびこる今日の状況では、
葬儀に精神面のケアを求めない人が多のかもしれませんが…。
なかなか難しいですね。