現在、この団体は県下に10ホールを有していて、
計画では来年度中に14ホールになる予定だ。
葬祭ホールが増加したから女性のニーズが高まり、サービス業へ変わりつつあるのです。
施行件数が年間3.000件程度だから、県内トップレベルの施行件数になるのだろう。
ただし、どう考えても10ホールで3.000件はスタッフが可哀そうである。
人海戦術もここまでくると・・・とても首都圏や都市部ではやってられないだろう。
今年の夏の暑さを考えただけでもゾッーとする。
何とかしてやってください。
宮城県内の葬儀が会館で執り行われるようになって20年が経過した。
都市部を中心にすっかり定着した感があるが「多死社会」の訪れが迫る中、
ついに地方でも建設ラッシュになったのだろうか。
色々なデータから、昨年の宮城県の葬祭会館建設は全国でも突出していたようだ。
しかも寺院での施行率が高い中での新規会館は、消費者のニーズに合わせ、
つまり葬儀形態の多様化、簡素化の傾向に対応してのものである。
徐々にではあるが、地方でも檀家離れを起こしていると聞く。
僧侶は一体どうすればよいのか?
それにしても暑い、8月下旬ともなれば通常の宮城県なら朝晩は25度以下、
日中でさえ30度以内のはずなのに、この日は36度と表示されていた。
ウソだろ! 今朝埼玉を出る時に地元は37度と予想されていたので、
シメシメ私は東北で涼んでくるか・・・と思っていたのに裏切られた思いである。
結局、今年の日本は何処へ行っても暑いのだ。
この団体、数年前に葬祭のホームページの作成を外注したらしい。
しかし、例え百万かけてホームページを作ったとしても、
サーバー自体を自分の所でも持っていないし、
また何か更新したい時、仮に人形供養祭(感謝祭)をやるとして、
そのイベントの告知や報告をアップしたい、スタッフのブログを掲載したい・・・
そう思っても、その都度6~7万掛るとすれば、身動きが取れないだろう。
にっちもさっちもいかない・・・と嘆く葬祭関係者は全国に随分とおられるようだ。
悪い業者に騙されたのかな・・・相談に乗れるものなら、乗りたいが・・・
だってネット化は避けられませんから。
後方には相変わらず、最低限のお経本を紹介している。
宮城県といえば、曹洞宗が圧倒的に強い。
曹洞宗の著名な経典に「修証義」というのがある。
これを経典と呼んでいいのかどうかは分からないが、
成立したのは今から100年ほど前の1890年(明治23年12月1日)である。
当初は、「曹洞教会修証義」と呼ばれていたが、現在は「修証義」とだけ呼んでいる。
何故宮城県で曹洞宗が強いのかというと、この修証義の成立に尽力したのが、
仙台藩士の子供だった大内青巒(大内せいらん)だったからだろう。
彼は後の東洋大学の学長も務められている。
つまり修証義は、日本で成立したお経(?)のようなものである。
1990年に公布100年を記念して全国イベントが開催されて顕彰されたように、
日本では、特に東北地方に於いては人気が高いのである。
受講生の皆さん、お勉強しましょうね。
講座の中身は、2人一組で様々な司会のレッスンにチャレンジさせたり、
いつものMP3を使った<聴く訓練>を取り入れたり、
テクニックの習得では、TVのマジックの種明かしみたいに、
先にネタをバラシテおいて、実際にやってみせたり・・・。
弔電、アナウンス、ナレーションと進む中で、理屈を紹介し、
実際にお手本を聴かせて・・・の繰り返し。
長い一日でしたが、皆さん確実に上達しました。
今後はホールでの葬儀が中心になりますので、女性の活躍の場が増えるでしょう。
講座の度に、一週間サンプルユーザーとして音声を聴かせ続けています。
きっと上達してくれていると・・・と願いつつ、皆様大変お疲れ様でございました。
ではまた。