酷暑の暑さも手伝ってか、仏壇の前でぼんやりしていると、
そういえば、家の仏壇を今まで意識していなかったことに気付きました。
葬祭ディレクター技能審査の出題範囲に仏壇のこともありますし、
少し関心を持って見てみようと思います。
アラサー世代の一般の友人と仏壇の話をすることは皆無なので、
私自身も、普段仏壇にあまり関心はありません。
親世代(60代)も、あまり深くは関心がないのではと思います。
もちろん、私たちよりも信心はあると思いますが、
(釈迦等ではなく)故人や先祖への供養や祈りの対象として、
主にその場を設けている気もしています。
爺ちゃん婆ちゃん世代になると、
依然として仏壇を重宝し、信心が厚いのではないでしょうか。
浄土真宗本願寺派の母方の祖母(既に亡くなっていますが)は、
仏壇の前によく座っていました。
朝と夜に水と米を備え、夜には仏壇に向かって読経していました。
家族の写真を持ち、その加護があったことを仏に感謝していたように記憶しています。
私も幼かったので、記憶が朧げなのですが、
信者(信仰が厚い人)ということは、祖母のような人を言うのだろうと思います。
信心の薄い私が仏壇に関心を持つのもあれですが、
目の前の仏壇の話に戻しましょうか…。
父方は、確か真言宗(何派かは、わかりません)だったので、
おそらく仏壇の仕様も真言宗用です。
仏壇の作りは、八宗用の仏壇でしょうか。
屋根は丸みがあり、形状から唐破風だと思います。
掛け軸は、中央は大日如来。
左に不動明王。右に弘法大師。
(自信がないのでネットで調べましたけど、おそらく大丈夫でした)
一般的な真言宗の仕様です。
何派か聞いておけばよかったな。
荘厳もきちんとしていて、一通り形は整っていました。
祖母の血でしょうか。ま、形式美は重要だと思います(葬儀においても)。
私たちの世代になると、好き放題配置したり、
そもそも仏壇は必要なのか…という議論になるのでしょうかねぇ。
どうなることやら。
祖母も、若いころは信仰は薄かったかどうか、気になるところです。