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2010年10月06日

葬儀司会研修会in佐賀 その1(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

昨年に引き続き、二日間でステップ1・2とレベルアップする研修会が開催された。
参加者は二日間連続で参加される方もいるが、
それぞれ自分のレベルにあったコースを選んで参加してくる人もいる。
去年は、想像以上に巧い人が多く、正直ビックリした記憶がある。

一日目・ステップ1
朝から動きが慌ただしい。
ホテルで待機する私の所へ入電。
当初予定していた葬祭ホールでは都合が付かず、急遽、別のホールへ移動。
ということで事務局の方が奔走する中、ホテルから迎えの車に乗った。
道々、佐賀県における葬祭事情等をお聞きしながら現場に到着。
ここは、竹下製菓のブラックモンブラン(アイス)で有名な小城町である。
(我が家にお土産買ったんだけど、評判はイマイチだった)
小城駅は、駅舎が何ともムードがあって撮影で使いたい。

さあ現場で準備を開始しようと思ったところへ、また電話が鳴った。
ナ・ナント、またまた場所移動という事である。(アリャリャ)
やはり忙しい時期の開催は色々と問題がありそうだ。
申し訳なさそうに「すいません」と言われたが、私は別に何とも思わない。
確かに時間が目減りしていくのは勿体ないが、
それぞれのホールの忙しさが手に取るように分かる。
そんなことより、参加者はあっちへ移動したり、と思ったらこっちへ移動と、
参加するまでに疲れてしまうのではないか。
でも携帯のお陰で、そしてまたナビのお陰で十分対処できる時代なのだ。
全員が集まるまで、思っていたより時間はかからなかった。

結局、葬祭ホールでの研修は諦め統括支所をお借りした。
後で分かったのだが、ここには野球部の一年後輩がいたらしい。
佐賀県の人口は約85万人。
そしてこの団体の年間施行件数は約3700で県内シェアは約47%・・・驚きました。
ほぼ県内の二人に一人は、この団体で葬儀をあげているということになる。
異常だ・・・強い、強すぎる。
県内の死亡人口が少ないとはいえ、立派なもんだ。

漸くスタートした葬儀司会研修。
ステップ1は基礎練習の発声から、葬儀司会で言う「良い声」とはどんな声か。
一般に巧いと思われる声とは、そしてロボット発声法で切れ味を出す。
深い声と浅い声の違いは。
メリハリってよく聞くけど具体的に何を持ってメリハリと言うのか。
午前中は休憩時間をカットして、昼食時間も短縮しました。
アナウンスの言葉は、マニュアルではなく台本である理由は。
弔電の読み方の理屈を知れば、ニュアンスの出し方に拘りたくなる。
様々なチャレンジ課題を通して、総合的に上達して欲しい。
そしてサービス業としての葬儀司会の在り方は。
現在の業界が置かれている環境は。
葬儀業界の常識で、世間では常識でないモノはいずれ廃れていくだろう。(見破れ)
大成したいなら、宗教儀礼を覚えよう。
時間が当初予定していたより短縮になったが致し方あるまい。
それでもご参加の皆さんは積極的にチャレンジしてくださいました。

明日は別会場で開催しますが、帰りに当初予定していたホールに立ち寄りました。
いくつかお話を聞かせていただきましたが、面白かったのは、
祭壇の周囲にプランターと土だけが盛ってある飾り付けをしたことがあるらしい。
勿論、その土には「種」が植えられているのですが、
周囲の祭壇や花祭壇とは別に、異彩を放つ<盛り土>だけの演出。
幸せの種、希望の種が植えられているのでしょうか。
この<盛り土>演出は、後追い調査をして法要などでも使われたそうです。
(写真がないのが残念です)
このホールが使えなくて残念でしたが、簡単スライドショーをプレゼントしてきました。
ここのスタッフは、自社サーバーを有していて、見積もりにノーパソを使っています。
色々と苦労もあるようですが、いずれネット化は避けられないので激励しています。
また、同時にIpadの利用なども薦めてみました。
映像化の演出方法も多様ですが、これは名前の如く簡単に出来ますから・・・。
スタッフがまた一皮むけて、成長する姿が楽しみです。
では、明日の研修へ。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年10月06日 08:00

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