正門。
金剛峯寺は、16世紀に豊臣秀吉によって寄進されたそうです。
歴史あるを風情を感じますが、
門のあちらこちらに貼ってあるシールというか、
落書きのようなものは何なのでしょうね。
高野山の多くの寺院で似たようなシールが多数貼ってありましたが、
何らかの習慣なのでしょうか…。
正門をくぐると、主殿があります。
屋根には唐破風と千鳥破風の構造があるのですが、
写真では千鳥破風しか映り切っていないですね。
中を見ることもできます(拝観料が必要)。
大広間や上壇の間などの数々の居間には、
金箔で装飾された襖が飾られていました。
綺麗なのに撮影禁止で写真が撮れないのが残念。
中の装飾は非常に贅沢です。
豊臣秀吉から寄進されたものだから、当然かもしれませんけどね。
蟠龍庭と呼ばれる庭。
石庭としては最大の敷地(2,340平方メートル)だそうです。
雲海の中で、雌雄一対の龍が奥殿を守っているかのように表現されているとのこと。
これは…なかなか強い想像力が求められます。
金剛峯寺の本坊には巨大な3つの窯がありまして、
一度に2石(280キログラム)の米が炊けるそうです。
人数で言うと、2000人分!
昔の高野山は、ここを中心に食事が作られていたのでしょう。
食事を制していたから、学侶の本山になりえたのかもしれません。
ということで、あっさりですが真言宗総本山、金剛峯寺の参拝・拝観報告でした。
大きさで圧倒している…という印象です。
この後、壇上の根本大塔にも行きましたが、ここも迫力がありました。
ただただ、大きいだけで圧倒させられます。
遥か昔にこんな建物を見せられたら、
それだけで畏敬の念が芽生えても不思議ではなさそうです。