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2010年11月22日

第19回葬祭セレモニー司会術【キャリアアップ講座】終了 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

海外研修から帰国して、一週間で2度目の研修会。
働き過ぎだろうよ、時差ボケが漸く元に戻ったばかりだというのに・・・。
ところでまだ19回だったっけ、結構長くやってるつもりだけど。
ベーシック講座が40回を過ぎているからそんな気になっているのか。
それとも・・・ボケたか。


(研修の様子はいつも通り)

どうやら葬祭実務セミナーの在り方が少しずつ変化してきているようだ。
直接現地に伺い、スタッフをまとめて指導する傾向が強くなりつつある。
来月も直接現地へ出向して指導をという依頼が、ユニコム様でも2件入っている。
現地に伺い、現地に則したやり方で研修をというのは大変分かりやすい筈だ。
しかも教育に掛かるコストの問題も同時に解消し易くなるのではと思う。
それにしても寒さが本格的になりつつあるこの時期に忙しいのは珍しい。
この傾向は今年から来年にかけてずっと続き、司会講座以外の研修も入っている。
昨年も若干だがこの兆候があった。
まあ仕事があるというのは良いことだ。
例年なら、この冬場に懸案事項だった原稿をまとめて録音したり、
来年度のテキスト作りの素材を集めたりするのだが、どうも今年は様子が違うようだ。
早め早めに来年度の準備を怠らないようにしなければ。

さてさて研修は頗る面白い。(以下3割ほど大嘘が交じります)
参加人数も9人と少数精鋭だったこともあり、思いっきり実践に力を注いだ。
原稿を読ませ、切る所が間違っている場合はその場で即中止、
2.3発ぶん殴って目を覚まさせ、ひとしきり説明をしてから
再び同文を読ませるという、行きつ戻りつの繰り返し。
テクニックの引き出しが少ないからと、いつもいつも同じテクニックでやられたら
またまた激怒の上で即中止。
そんなものはお客様に通用しない、捻り出すまで、そして変な汗が噴き出るまで絞った。
3.4人鼻血を出してぶっ倒れたが、死ぬわけではないだろう。
そんなやり方に参加者は怯えながらも・・・なぜか楽しそう。
また大変上手な方も交じっておられるからこそ、負けたくない、努力しなければ、
という風に前向きに捉えて頑張ってくれる。
少人数は「経営的」には意味がないけど、「研修的」には意味が大ありだ。
ここで皆さんの奮闘振りを見せたいが、色々と肖像権等の問題もあるので断念し、
私の奮闘振りだけ見たもらうことにした。


(喉が痛くなるほど頑張ってまっせ)

昔大変お世話になったK市の互助会さんからお二人参加された。
私とは完全に時代が違うが、その会社で偉くなった知人も多く話が弾んだ。
まだ葬儀社が、今のようにマスコミの話題には載らなかった頃、
葬祭会館を建設し、そのホールでの葬儀が全国的に珍しかった頃、
葬儀スタッフは今とは雲泥の差があり技術レベルは低いが、どこか人間が好きで、
人懐っこく、ちょいとシャイだったり、奇人変人だったり、過去を引きずっていたり。
背中に何か背負っている人たちが多くいたような気がしている。
懐かしい話に心が満たされた、が研修は研修・・・鬼になる。

近年、指導的立場にある方の参加が目立つ。
資料を持ち帰りフィードバックしてやるのは良いが・・・やれるのかな。
少し心配だ・・・そこまで気にする必要もないかもしれぬが。
ベーシック講座もそうだが、テキストは毎年新しくなっている。
2年前のテキストと比較したら、随分と変わったものだと感心した。
それに今回から遂に映像対応テキストが登場した。
葬儀司会講座で映像を使うというのも稀有だろう。
5年後の業界の流れに合わせたつもりである。

受講生は相も変わらずアナログタイプの人間が多い。
これは葬祭業界の特徴なのか。
いや、人間はアナログで構わないのだが、ITが使えないというのは困る。
世の中の流れに取り残されるからだ。
そういえば受講生の一人が、受注の際アイパッドを使っているとのこと。
少しホッとする・・・司会の講習会なのに余計な事まで心配した。

徹底した司会実演の繰り返し。
受講された方々はどう思われたのか?
その人なりの勉強方法があるはずだから、巧くなってもらいたい。
頑張ってください!

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年11月22日 08:00

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