« 中国大連の研修記④ 中国の食事・サービス(工場長) | メイン | キャリアアップ講座のサポート(工場長) »

2010年11月26日

米国視察研修の話1 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

今年も米国武者修行の旅に出たので、その話題からエッセイを起そう。
11月1日、大きな旅行用荷物を引きずりながら家族四人で成田へ向かう。
えっ、家族4人?
この日は月曜日なのに、小学校の息子が何故休みなのかというと創立記念日だからだ。
去年も家族葬で、いやあ変換ミス、家族総出だったけど今年も同じ。
西武新宿線に乗り、所沢で西武池袋線に乗り換え終点の池袋へ到着。
ここで成田エクスプレスのチケットを購入・・・ところがどっこい、
人身事故の影響で遅れが出ているらしい・・・不安だ。
ならば、西日暮里まで山手線で向かい、そこからスカイライナーという手もある。
早速チケットを返還し、西日暮里へGO。
初めて乗るスカイライナー・・・安いし、早いし、綺麗だし、とても気に入った。
予定より30分早く成田に到着した。

成田でひとしきり遊んだ後、気も早くフライング気味にお土産を購入し、
その後家族揃って昼食をとり、私からの遺言を一人一人に申し渡して機内へ。
(もし飛行機が落ちて、大海原の露と消えても忘れるでないぞ・・・笑)
ファーストクラスを抜けて、ビジネスクラスも抜けて、はい出てきましたエコノミー。
問題は座席の位置・・・探して探して・・・アチャー真ん中の席かよ!
しょうがないなあ・・・10時間我慢するか。
えーと、2回トイレに行くとして、立ち上がるのは離陸後5時間程度と決めました。
私の左隣の席の男は、手荷物を前方の座席に引っ掛けるのですが、
その引っ掛かった荷物が丸いため、私の足元から空中20センチ程度を泳ぐのです。
ちょこちょこと私の左足を直撃する荷物。
邪魔だなあ、二人の座席の間に置かなければいいのに、と思いましたが仕方ありません。
私の右隣の人間はなかなか来なくて、ひょっとすると空席? 
なんて淡い希望を持ったものです。
しかし現実は甘くはなかった・・・というか最悪でした。
乗客がほぼ全員機内に搭乗し終わりかけた頃、
遠くから何やら可笑しげな風貌のオッチャンが登場しました。
その方は11月というのに上着はシャツ一枚で・・・Tシャツではありません。
本当にただのシャツ一枚、つまり下着なのです。
下着で飛行機乗れると?・・・と福岡弁で思いましたが、
下を見るとサンダル履きなのです・・・風呂上りかよ。
唖然とする私を、いやあとから周りの人に聞いたのですが周囲の人たちも唖然とした中、
大きな荷物が荷物棚に入らず、あちらこちらと戸惑っている様子なのです。
そこは国際便のスッチー、すぐにフォローして差し上げ・・・流石だなあ、
しかも綺麗なお姉さんは素敵だなあ、英語も堪能だし・・・なんて思っていたら、
そのオッチャン、私の横にズカッと座りました。
えっ、青天の霹靂です。
そのオッチャン、私の隣にドカンと座りましたがな。
油断していました。
こ、こいつと、10時間のフライト・・・ショック。
何かトラブルの予感がする・・・絶対右だけは見ないようにしようと心に決め、
私の歪な片肺飛行は、ロサンゼルスに向かって不安な旅立ちをします。

続く

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2010年11月26日 08:00

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/2002

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.