最寄駅から見た景色です。
その昔、都内近辺では葬祭の知識を持たないプロ司会者が大いに活躍していた。
勉強する、調べる・・・という意識のかけらもないので、
ただナレーションを器用にこなすというだけ(個人的意見でーす)。
その悪い風潮が、かつての葬儀社様には染み込んでいるのだろうか。(怖い)
葬儀司会を任せる人には、トータルで勉強をさせてほしい。
葬儀司会者か葬儀に関する深い知識を必要としないならば、
その司会者に将来は見えてこない。
偉そうに言って・・・ははっ、何を隠そうこの私がダメなのだ。(バっカでーす)
知ってるつもりでいても、つぶさに拾わないのであやふやな知識が随分ある。
今回も受講者に質問をいただき、すっかり間違えてしまった。
折角だからここで恥を忍んで披露しよう。
導師が一人だけなら打ち合わせは導師だろうが、複数の僧侶がお勤めになる場合、
一般に差定の打ち合わせをするのは<維那>と決まっている。
・・・確かにそうだった。
該当する宗派は、浄土宗、真言宗、曹洞宗、臨済宗、天台宗である。
ただ、天台宗は<会行事>とも言うが、
本山で「このように言いなさい」と決めてあるわけではないらしい。
(直接、電話ではそのように仰っていました)
浄土真宗本願寺派は<助音>、真宗大谷派は<諷経>、日蓮宗は<鏧座>である。
改めて弊社のホームページから各本山 (HPに掲載済み) へ質問をして、
ここにめでたくクリアになったわけである。
こういうの概論にも出てないしさあ、困るんだよね。
新しい建物は、背筋がシャキっとするぜ。
いくら姿勢の悪い私でも、きっと身長が5ミリ程伸びただろう。
参加してくださった14名の皆さん、それぞれにレベルの違いもあります。
また地域による葬送習俗に違いなども含め、初日終了後にアルコールが入れば、
話も和やかになって情報交換も盛んに行われていました。
他地域のやり方に驚かれる方がいます。
人は何の根拠もなく、自分の地域が標準だと思いがちですが、
葬儀に標準なんてものはなく、長い歴史の中で徐々に変貌を遂げていった結果です。
講座終了後に思うのは、講師自身の勉強不足。
それと受講者にとって効果があるのは、MP3で聞く音声と、文章の切る個所。
たったこれだけなのですが、難しいんだ。
サンプルユーザーでしっかり復習してください。
大変お疲れ様でした。