この当時、合否の判定は同時に郵送されていたのかどうか不明だが、
結果として同僚は不合格であった。
特にここ数年、学科試験が益々難しくなっていて、
実技試験は受かっても学科試験が不合格だったという人の声をよく聞く。
しかも、翌年には学科試験だけを受ければよいのだが、それでも不合格。
もう一回同じ過ちを繰り返せば、今度は0からのスタートになる。
厳しいなあ・・・
だってアメリカみたいに葬祭ディレクターの更新制度がそもそもないから、
一度合格しちゃえば、それがどんなに古い知識(法整備など)しか持ち合わせていなくても、
やっぱり1級葬祭ディレクターです・・・ってわけだからさ。
合格しちゃったもの勝ちってことかな。
何で試験の時だけタイムリミットがあるのか、良く分かりません。
かつてのように、過去問題だけを学んでいれば受かった時代が懐かしい。
ところで10月18日付けの日経新聞に
<葬祭ディレクターに脚光、高齢化で市場拡大>の記事が躍った。
記事によると、今年度の受験者数は2678人で、
1996年からスタートした第一回目の受験者数2791人に次いで2番目。
実は、スタートしてから年々減少傾向にあった受験者数が、
2005年からは一転、増加傾向にあるということだった。
近い将来、過去最高の受験者数を記録するのは間違いない。
以下日経新聞から引用
背景にあるのは葬祭業界の成長だ。高齢化で09年度の全国の死亡者は120万人と10年前の約1.2倍。矢野経済研究所によると業界の市場規模は06年の約1兆6千億円から今年は約1兆8千億円に拡大し、15年には2兆円に達する見通しだ。協会の幹部は「不況下でも葬祭会社の採用は増加が続いており、転職組も目立つ」と説明。「一定の実務経験を積んだ社員に会社が受験を勧めるケースが多い」という。神奈川県内の葬祭会社の場合、受験用の教材費などは会社が負担し、合格後は月数千円の手当てを支給。既に社員の7~8割が資格を取っており、広報担当者は「受験を通じて社員の水準を高められ、会社の信用向上にもつながる」と話す。
葬祭に掛かる個別の単価は下がっていても、
全体だけを見れば、これから市場規模は大きくなるばかりですなあ。
今年不合格だとしても諦めちゃ駄目ですよ。
頑張りましょう。
では。