私たちの研修旅行はツアーでしたので、
それなりに安全な中華料理が出ていたと思います。
また、配慮されていたのか、日本人に合った薄味が多かったのも確かです。
それでも八宝菜や青梗菜、麻婆豆腐、チャーハン、餃子などが、
所狭しと置かれて、いわゆる中華料理の雰囲気は存分に楽しめました。
(2日目の昼飯)
しかし、従業員の教育レベルは総じて低いですな…。
飲食業に限ったことではないのですが、従業員の「サービス」に対する感覚は低い。
例えば、料理を持ってきて置く場所がないと、
客(私たち)にテーブルの場所を空けるように言う。
何を言っているか分からず私たちが皿をどけようとしないと、
まだ料理の乗っている皿の上に、持ってきた皿を置く。
…いやいや、待てよと。
中国語から話せないので、以下心の声なのですが、
…そもそも、そんなに一気に料理を載せるなと言いたい。
ある程度時間をあけて料理を給仕し、
テーブルの様子を伺い品数を追加するのが普通だろう。
そんなに客もいないのに、最初に全部出す必要ないじゃん。
ついでに、客を気にせず掃除をし始めたり、
喧嘩のような大声でスタッフ同士で口論したりする(店もある)から、
あぁ彼らは自分の都合で世界が回っているんだな…と感じます。
また、酷い事件を書くと、椅子の足が腐っていたこともありました。
私がテーブルの椅子に座ると同時にメキメキと足が折れるので、
いったいこれは何の罰ゲームなのかと。
私が派手にズッコケたことにより、みんな自分の椅子を確認し始め、
何名かが事なきを得ましたので良かったですが…。
そもそも、足にひびが入っている椅子が何個も置いてある時点で、
もはや客をなめているのか仕事をなめているのかしか考えられません。
(2日目の晩飯)
ついつい、悪い方の思い出が出てきますな(笑)。
ビールに関しては、青島ビールを始めとしていくつか種類があるのですが、
総じて日本よりやや薄めで、物足りない感じがします。
アルコールが薄いのか、コクが足りないのかわかりませんが、
日本のスーパードライが恋しくなることは間違いありません。
話が飛びますが、料理つながりで街のマクドナルドの料金を見てみると、
セットで15元(約190円)でした。日本からすると半額程度ですね。
それでも、現地では「ちょっと良い料理」として見られているようで、
日本の安くて速いファストフードのイメージとは異なります。
(現地の値段を80倍すると、日本の感覚に近い…という人もいます)
ユニクロも同様に、中国では「ちょっと良い服」というイメージだそうです。
大連駅近くの朝の露店では、焼き鳥や包子(肉まん)が1元~2元で売っています。
これが、食の一般的な現地価格なのでしょう。
コンビニもあり、ペットボトルの水が1元。これをホテルで買うと、35元…。
どれだけ安全を高く売ってるんだよ、とツッコミたい。
ちなみにある料理店では「観光客用のメニュー」と「現地民用のメニュー」の2種類あって、
2~3倍くらい違った値段設定がされていました…。
ここまでくると、この高度成長の中で少しでも自分が上に行くために、
勝ち抜こうとしている気迫を感じます。
お土産の店も酷いですよ。見かけのいい店でも、
ブランドの偽物を堂々と売っていますからね。
「スーパーコピー」と称していましたけれども…。
日本のサービスとは程遠い、こういった雰囲気を敬遠する人もいるでしょう。
少しでも上に行きたいという気概は、悪くないのですけどね。
ということで、話に纏まりを欠いていますが、
中国の「食」に関するレポートでした。