元町は昔のような賑わいは無いように感じましたが、
ウインドーショッピングには最高でした。
外人墓地は、墓石にクリスマスリースが飾られてかわいいお墓が多かったです。
宿泊のホテルを決める時に、母が「みなとみらいの夜景が見たい」と言ったので、
迷わずに、ナビオス横浜を取りました。
毎年フューネラルビジネスフェア時に、宿泊させていただくホテルで、
みなとみらい側の部屋は、窓越しにその景色が一望できます。
絵葉書のような景色を見ることが出来るこのホテルが私は大好きです。
寒い思いをしないでゆっくりと「みなとみらい」のイルミネーションを見るには、
このホテルを取るのがベストです。
部屋に居ながらにして見える見事な夜景に、母は子供のように喜んでいました。
クリスマスは、いつもの夜景とは全然違っていて、やはり規模が違いますね!
翌朝海側を見ると、レンガ倉庫の先の大桟橋に、
タイタニックのような外国船が入っているのが見えました。
その大きさには息をのみました。
2月に亡くなった父をまだ自宅で介護している時、
父が「クリスマスのイルミネーションが見たいなあ・・・」と
つぶやいた言葉を私は覚えていました。
そのすぐ後に、父は発作を起こして入院してしまいました。
とうとう見せてあげられなかったことを思い出して、
母とクリスマスイルミネーションを見に行く計画を立てたのです。
父を偲びながら、思い出しながらの2日間、
美味しいものを食べて母とゆっくり出来たことは、
私の悲嘆からの回復に大きな意味がありました。
今年は私にとっては、心身共に大変な1年でした。
私の場合、葬儀に関する仕事をしているということもあったでしょう。
それも葬儀や悲嘆者の心理を追求する仕事であるがゆえに、
しばらくは離れていたい葬儀そのものと距離を置くことが出来なかったことは、
心底苦しかったです。
そうではなくても、葬儀を終えた遺族が、少なくても1年は、
心身共にその後の様々な雑事や心の起伏に振り回されるということを
現在も実体験しています。
そして同時に、葬儀のことを思い出しながら、
それを日々の生きる力に変えて行くのだということにも気付かされています。
私の場合、父を見送るすべての物や人々に恵まれて、
父の葬儀の思い出は、癒されることばかりです。
葬儀の思い出とは、癒され、励まされ、
生きる勇気を与えてもらえるものであるべきです。
その為には、本来機能しなければいけない遺族同士の在り方も必要ですが、
葬儀社サポートの質というものも、葬儀後に大きく影響していることを
実感しています。
来年は、父の葬儀を振り返りながら、
そのあたりことも少しずつ書いて行こうと思っています。
今年も大変お世話になりました。
来年も皆様にとって幸多き年でありますように・・・。
よいお年をお迎えください。