私が生まれる以前の歌でございます。
60代の男性にはグッと来ると思いますが、この「サンフランシスコ」と言う地名。
何だか中学の時の歴史の教科書に載っていた「フランシスコ・ザビエル」を思い出す。
ピンポーン! その通りです・・・というか近い、ニアピンです。
その昔、キリスト教のフランシスコ会の修道士が街の名前を付けたのです。
その名前とは、フランシスコ会の創設者・聖フランシスコです。
私は何故か「サンフランシスコのチャイナタウン」という歌の冒頭は忘れません。
そんな思い出も何もない街、しかし北米ではニューヨーク、シカゴ、ロスアンゼルス
に次いで第4位の人気都市にやって参りました。
そしてツインピークスの丘に立ってサンフランシスコの街を俯瞰・・・素敵な街です。
米国で公開された映画や連続TVドラマの「ツイン・ピークス」とは、
一切関係がないのですね・・・多分、名前が同じなのは偶然でしょう。
何だか頭がごちゃごちゃになってきましたが、素通りしましょう。
サンフランシスコ南部のサンノゼを加え、この付近一帯は近代的なビルが立ち並びます。
俗にベイエリアと呼ばれるこの地域は、シリコンバレー。
半導体関連企業が集中しコンピータ系の企業が多いのが特徴です。
気候は地中海性気候で、一年を通して温度差は少なく住みやすい街だから人気が高い。
雪が降ることも滅多にありません。
さて、昼食は紅花でステーキをいただきました。
パフォーマンスだけは素晴らしいのですが、味が・・・日光の一個手前の駅(今市)。
これがアメリカ流なのだろうと、笑うしかない。
ご馳走様でした。
そして向かったのは最初の視察地、ネプチューンソサエティ。
この会社は海洋散骨トップ、そして最大の火葬サービス会社と言われているようだ。
マイアミ市の海底には、海神ネプチューンの古代神殿を彷彿させるような
モニュメントが建立されていて、遺骨を特殊なセメントで固め安置できるのだ。
勿論、アメリカ流の金属プレートに名前・生年、没年月日・メッセージも残せる。
海への散骨に力を入れてますからね。
イメージ的には、海中墓でしょう。
この海洋散骨を「メモリアル・クルーズ」と呼んでいるそうだ。
この会社、海洋散骨の他に、上記の写真のような円形納骨堂がある。
ここの管理を長年に亘って引き受けているのが、エミット・ワトソンという老黒人。
今でこそ年老いたが、若い時からずっと続けておられるから当然なのです。
彼はかなりの有名人で、取り上げられたドキュメント番組は何本かあるとか。
なんと日本のテレビ局も取材して放映したらしい。
蜘蛛の巣だらけの廃墟と化していた旧納骨堂を、彼が人生を賭して今日の形にまで
修復し回復させた背景には、長―い感動的なお話がありました。
詳細は省きますが、その話を実際に聞くことが出来てとても参考になりました。
大した肩書きがあるわけでもないのに、彼の生き方には感動を覚えます。
一つの事柄を一徹にやり通すことの素晴らしさを感じました。
私に力があるならば、あなたに、法名「釈得実杜話戸存」を差し上げたい。
(釈エミットワトソン)
♪敬って、申す。
そして夜は、有名な観光地「フィッシャーマンズワーフ」へ。
その報告は、また今度。