ロスアンゼルスには野生の孔雀が結構いるみたいです。
何故だか理由は明確ではありませんが、
孔雀が好んで食べる餌が、毒蛇や毒虫だからではないでしょうか。
孔雀は古来、インドでは信仰の対象で多くの人から親しまれ、
毒蛇・毒虫を食べ恵みの雨をもたらす・・・災厄や苦痛を取り除く・・・つまり、
仏教の煩悩・・・三毒(貪、瞋、癡の)を払ってくれる存在だったのではないでしょうか。
64エーカーという広さを持つメモリアルパーク内には、何でも揃っている。
一つ気になったのが、案内していただいた女性の説明、
園内にある孔雀のデザインは「永遠の愛」を表しているとか・・・。
実際に孔雀もいました。(放し飼い状態です)
私の感覚では孔雀は「信仰の対象・偉大さ」を表現するものだと思っていたので・・・。
東洋と西洋では、孔雀の意味するところが違うという意見もあります。
これは詳細不明のままですが・・・。
米国の霊園経営で多人種対応は当たり前ですから、アジア系のお墓が集まっている場所、
ユダヤ系の人々を埋葬する場所、それぞれに特徴もあるのです。
例えばユダヤ系の墓は、地上に土を盛って、そこに収める慣習があるらしい。
なんで?・・・まったくそこなんだよ、言葉喋れないので聞けません。
アジア系の墓にしても日本とは大違い。
だけどルーツとしては同じ感じがある・・・だが、この墓に入るには少し勇気が・・・。
子供の遊び場の雰囲気が強くてね。
イスラム教の礼拝所モスクのような建物もあります。
(テロの事が頭に浮かび、複雑な事情も・・・)
モスク内は神や聖者や、所謂、偶像が安置されることはありません。
建物内の装飾は、ひたすら幾何学模様のみではなかったでしょうか。
だから我々の感覚でいう<お寺>とはちょっと違うと思います。
あくまでも<礼拝する場所>なんです。
私も詳しくは知りませんけど・・・。
それから、総額1億円以上というお墓もゴロゴロしているそうです。
写真を見ても分かるように緑がいっぱいです。
ヤシの木の高さは半端ではありません。
私は国内では宮崎のヤシの木が一番高いと思っていました。
それを遥かに凌ぐ高さです・・・と言われても良く分からないよなあ。
推定60メートル程度はあるのではないかと。
(確認できないのよ、話が本筋ではないし、おまけに英語喋れまへんがな)
時間が押して押して、<けつかっちん>なのに。
仕方がないので、遅い昼食はラスベガスへ向かうバスの中で摂ることに。
やっぱりね、今年も車中メシか・・・でも、気分がいいから許します。
「よし、ラスベガスへGO!」
ここから予定では5時間半、砂漠を抜けてひた走ります。
移動時間が長いので、メシ食ったら取り敢えず昼寝。
遠くから集団の蹄の音と「アワワワワッ」の声が・・・
「インディアンの襲撃だあ!」
「ドッキューン・ドッキューン」と迎え撃つライフルの音。
すかさず飛び起きた私のハットがビュンと後ろに撥ね飛ぶ。
僅か数センチで頭蓋骨が吹っ飛ぶところだった。
「取り敢えず、女性は後ろの座席へ」
「アレッ?」
身に着けている服も開拓者の・・・
油断しているとインディアンに囲まれ襲撃されるかも。
冗談がそのまま夢となった。
乗っているのは幌馬車かいっ・・・目が覚めた。
車の中でガイドがあれやこれやとのたもうていたが、一番受けたのが、
「ラスベガスでロスベガスにならないように注意しましょう」だって。
大体、ロスからベガスへ向かうと、賭け事と決まっているらしく彼は注意してくれた。
「誰が聞くかい、そんな注意っ!」
てなわけで、ラスベガスへ向かう途中ハリウッドのコダック・シアターへ。
ここはアカデミー賞の開催場所です・・・残念ながらバス内からの眺めだけでしたが。
そしてコダック・シアターに隣接するチャイニーズ・シアター前の通りには、
ご存じスターたちの手形が、足形が、サインが、歯形・・・それは、あるわけない。
因みに、チャイニーズ・シアターとなっていますが中国とは関係ありません。
オーナーのシドニー・グローマン氏が中国好きで、
劇場のデザインを中国の寺院のようにしたかったからです。
(惜しいよなあ、オーナーが日本のお寺が好きだったらなあ)
手形や足型の発祥は1927年に遡ります。
「King of King」と言う作品に出演した女優ノーマ・タルメージからです。
杮落しの式典に招かれた彼女は、生乾きのセメントの上を歩いてしまったのです。
ただのオッチョコチョイですが、オッチョコチョイが歴史を作るから面白い。
それを見たアイディア家でもあったグローマン氏は、
ついでに手形とサインをお願いしこの手形足型が始まったのです。
この階段、見覚えありませんか?
この階段に赤い絨毯を敷き詰めて、アカデミー賞が執り行われます。
何故・・・赤なのでしょう???
・・・♪細かい事は気にするな、それワカチコワカチコ。(少し古っ)
では、明日はラスベガスで。