それほど大きくは無い旅館です。
１００年以上前からある建物で、昔は普通のお屋敷だったそうです。
木造なので廊下を歩くと、ギシギシいいます。それが又、いい感じでした。
食事は部屋でゆっくりといただきました。
この時期、様々な寺院で夜間拝観をしていて、ライトアップもされていました。
小雨が降る中でしたが、旅館のすぐ目の前にある「高台寺」に向かいました。
秀吉夫人の北政所（ねね様）が作ったお寺です。
重要文化財も多くあり、それはそれは、素晴らしかったです。
翌朝は、美味しい「湯豆腐」の朝食をいただきました。
木綿でもなく絹でもなく、ちょうどいい固さの美味しいお豆腐でした。
昆布のおだしでフワフワと、朝から贅沢な時間でした。
その後９時前には早々と、二年坂～産寧坂を通り、清水寺へ向かいました。
「人が、少ない内に・・・」と思いましたが、結構いましたね・・・。
でも外人さんは、本当に少なかったです。
こんなに欧米の旅行者を見ない春の京都は初めてなくらいです。
原発事故の影響ですね・・・。
その後、元来た道を戻り丸山公園～知恩院、そして祇園白川へと向かいました。
白川沿いの桜を堪能しながら鴨川へ。桜が一番きれいな時期でした。
東京に住む私たちも、大震災の余震やこれから必ず起こると言われている東海、
南海地震におびえながら、それでも前向きに生きて行かなければいけません。
何かと自粛ばかりのこの頃ですが、
気持ちが晴れることは積極的にすることが必要だと思いました。
仕事のついでに向かった京都でしたが、
母と二人だからこそ尋ねる場所もあって、
母娘二人旅は思い出に残る楽しいひとときでした。
