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2011年05月17日

葬儀司会研修会in埼玉 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

前回、関東に在る会員様の葬儀社と書いたのだがとっくにバレてるようだ。
というわけで、2度目の研修前日、宿泊した深谷駅の写真を紹介したい。
違った角度から見ると、小さな小さな東京駅のよう。
深谷市の自慢の一つです。

今回は、私の【司会講座】と古家の【パソコンスキルアップ講座】が同時開催。
一粒で2度おいしいというパターンです。
【パソコンスキルアップ講座】は、前回仕事の都合で集まれなかっただけに、
とても嬉しい気分でした。
何としてもDVD映像やパネル、出来たら三つ折りの会葬礼状まで・・・欲張り過ぎか。
だって司会者は、音声は聞けるし、ナレーションは作れるし、追悼文も作成できる。
だからこそ他のスタッフも簡単スライドショーだけでなく・・・色々と作ってみたら、
いや少し慣れれば、パソコンは割と簡単に作成できますから。
同時開催の講座は、古家の捗り具合も気になるけど、
私は私で2回目の司会テキストを進めてまいります。

1回目の講座から3週間ほど空きましたが、その間復習をしていただいたのか。
講師としては、事後の復習がとても大切だと思っているからまずは様子見。
発声練習から短いナレーションまで復習しました。
明らかに大きな変化が見られたのは2人ほど。
もしかしたら期待できるかも・・・努力した人は明らかに伸びている。

では今日のテーマである「進行台本アナウンス」と「表現力2」について。
司会進行をマニュアルという形では捉えません。
それは古すぎます。
確かにマニュアルで役に立った時期がありましたが、これからの司会は違います。
進行台本という言葉の持つ意味と、本質のアナウンスのお話をしました。
例えば、ある会社で社長が社員にお話をしています。
この社長はマイクを使って話しているので、皆さんも話を聞くのが当然なのです。
そこへ司会者が、またまたマイクを使って別のアナウンスを入れました。
社長は、当然困惑し、しまいには怒り出します。
ところが、葬儀の焼香アナウンスというのは、これとよく似ているのです。
お経という、お釈迦さんが人生の真理について残したお話を、
僧侶が<分かりにくく?>話してくれているのにも関わらず、
司会者はその話の途中で僧侶の声に被るように、遮るように、
指名焼香のアナウンスや一般焼香のアナウンスなどをしています。
もしかしたら、お経(人生の真理)について興味がない司会者であるかのように。
もしかしたら、僧侶のライバルであるかのように、
もしかしたら、故人や遺族に僧侶のお話を聞かせないためであるかのように・・・。
何だか面倒くさい話になってきたけど、避けては通れない話なのです。
進行台本のアナウンス講座と表現の講座はリンクしているのです。

司会の約束事を1回目に学びましたが、更に詳しく見ていきます。
原則ルールを守ることと、自由に表現できることは、その延長線上にあります。
だから巧くなるのには、まず基本を知るということ。
TVのCMからいくつか学ぶべき事柄を紹介して、実演してもらいました。
何気なく見過ごしていることが多く、これからはテレビを見ながらでも勉強になるはず。
映像に合わせたナレーションもやっていただきましたが、
特に一人だけ前回の自分より上達している人がいました。
これは明らかに違っています。
本人がどう思われたのか知りませんが、もしかしたら結構巧くなるかもしれません。
全体的にもレベルアップしていましたし、
次回の3回目はもっと上を目指してください。

<追記>
上記の絵は会館に飾られていたのですが、
私も絵を習ってみようかなあ・・・と触発される絵でした。
発表する場があるというのは、羨ましいです。

本日は第35話の前半・後半です。
どうぞ。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年05月17日 08:00

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