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2011年05月20日

日本で起訴されたら・・・(井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

日本で検察から起訴されれば、まず有罪である。
確率的に99,9パーセントというデータもあるぐらいだ。
欧米では50パーセント前後らしいから、
民族や文化の違いを十分考慮しても異常であろう。
厚労省の村木局長の事件で検察は大恥を掻いたが、
そもそも検察に起訴されたら有罪という図式が可笑しいのである。

2007年「それでも僕はやっていない」という映画が公開された。
フジテレビは周防正行監督でこのタイトルだから、
絶対に軽快で面白い映画が出来ると考えていた。
フジの幹部は試写を観て驚いたらしい。
「こんな映画が出来てしまった・・・」と思ったかどうかはともかく、
番宣などは一切してくれなかったと聞いている。
ところがこの映画の宣伝に力を入れたのは、
朝日新聞と読売新聞だったか、それとフジテレビではなくNHKであった。
メディアは、日本で起訴されればまず有罪というのが、
どれだけおかしいか解っていたのだ。

この映画は、複数の事実を組み合わせて作っているが、
日本の司法問題に疑問を投げかける社会派の作品である。
この映画の上映以降、冤罪事件が次々と暴かれていったが、
果たして偶然だったのだろうか。
時として映画は社会に多大な影響を及ぼすものだ。
この映画は世界で結構売れたと聞いている。
いい映画だ。

また日本では起訴されれば人生が大きく変わってしまう。
社会的な地位や名誉は風前の灯であろう。
勿論、事件の内容にもよるけれど。
逮捕、送検、起訴の流れだけで罪人扱いだからね。

ここで心配なのが、民主党の小沢一郎氏。
強制起訴されているが、どうなりますことやら。
成り行きを見守りましょう。

本日は第37話の前半・後半です。
どうぞ。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年05月20日 08:00

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