ＭＣプロデュース

緊急持ち出し品には、
避難する時にすぐに持ち出すべき必要最低限の供えの「一次持ち出し品」
基本品目31点（被災時、非常時の最初の1日間をしのぐための物）と、
「二次持ち出し品」（避難した後に、少し余裕が出てきてから自宅へ戻り、
持ち出したり、自宅で避難生活を送る時に必要な物）の2種類があります。
私はまず、「一次持ち出し品」を作ろうと取り組みました。
私がネットで見つけたのは、「和歌山市市長公室　危機管理部　総合防災課」
のものです。とても分かりやすかったので、参考にしました。

それによると、大人2人分の「一次持ち出し品」が以下の物です。
缶入り乾パン（2個）、飲料水（500mlを4本）、懐中電灯（2個）、
非常用ロウソク（2本）、ライター（2個）、携帯ラジオ（予備電池）、
万能ナイフ、軍手（2対）、医薬品（毛抜き、消毒薬、脱脂綿、滅菌ガーゼ、
マスク、ばんそうこう（10枚～）、三角巾（2枚）、常備薬、持病薬、処方箋等）
レジャーシート（一人あたり1畳分を2枚）防寒用保温シート（2枚）、
簡易トイレ、タオル（4枚～）、歯ブラシ（2本）、歯磨き、ポリ袋（10枚）、
エアー枕（2個）、トイレットペーパー、ウエットティッシュ、
ガムテープ（布製）、油性マジック（太）、筆記用具（1セット）
それらを全部入れる持ち出し袋（市販の非常持ち出し袋は、
小さ過ぎてとても入り切れません。リュックが一番です）
我家は、大人5人家族なので、以上の2.5倍の持ち出し品が必要です。

時間を見つけては、デパートやショッピングセンターに出かけて探しましたが、
非常食はどこも売れ切れ状態でした。
いつのまにかみんなが買っていたのだと思います。
その他にも売れ切れ品があり、地元の区役所に出かけて情報を得ました。
区では防災用品のあっせんもしていて、展示品を見てきました。
あっせんで非常食を買えることも分かったので、
足りない分は区役所に申し込むことにしました。

その中に、防災ずきんがありましたが、
かぶった感じ、無いよりはマシでしょうが、
重いものが倒れて来た時には、きっとケガをするでしょうね・・・。
宮城県で避難所にいた時も、帽子をかぶっている人すらあまりいなくて、
一人だけ、おもちゃのヘルメットをかぶっている若者を見ました。
これは正しいと思いました。今回のような災害時、ヘルメットは必要です。

　

それから、懐中電灯は手で持たないと使えなくて、
暗い中で手先の作業をするときには、とても不便です。
出来ればランタンのようにその場に置けるものか、
頭につけるヘッドライトが、優れモノだと思います。

　

要らなくなったシーツで、母が三角巾を作ってくれました。
腕をケガした時に大ぶりで使いやすそうです。
そして、ラジオは特に重要です。
宮城県にいた時も、様々な被害情報はラジオからだけでした。
周りの方のラジオを聞かせてもらいましたが、
聞きたいときに聞けなくて不自由でした。
携帯ラジオも、我家では随分前に、
携帯充電用のジャックがついている物を買ってありました。
これは電池でも使えるし、手動で発電も出来るものです。
今回の経験から、私の出張用にも買いたいと思いましたが、
これも品薄のようです。これからの出張には、
このタイプの携帯ラジオを持参しようと思っています。

　

薬や文房具など、細かいものをまとめるのには、
１００円ショップ「ダイソー」のメッシュ袋がグッドです。
カラフルな色がありメッシュは中が見えるので、
とても便利です。「ダイソー」の袋たちは、様々な工夫がされています！

　

我家の大人５人分の「一次持ち出し品」は、
メインバックとサブバック、２つに納まりました。
近くに住む母にも、一人分の「一次持ち出しバック」を作ってあげました。
私たちにはまだ、「一次持ち出し品」の貴重品類の準備が残っています。
近いうちに揃えます。

次は、「二次持ち出し品」の準備です。多量の飲料水はもちろんのこと、
３日分程度の食料と衣類、生活用品などをまとめる必要があります。
ここまでの準備には、多くの時間がかかりました。
でもいつ来るか分からない大きな地震のために、物の準備はさることながら、
心の供えが出来たような気がしています。
「供えあれば、憂い無し」ですね！