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2011年06月03日

葬儀司会研修会 中~上級編 in大分その2 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

大分県の人口は、ざっと124万人で減少傾向にある。
大分市の人口は、約47万人で微増傾向(市町村合併の影響も)。
そしてこの団体の県下の施行件数は4.000弱。
施行件数の伸び率は、昨年度と比較しても、いまひとつらしい・・・
そこで、最近入会のネット会員が4団体ある。
<学習する>も<制作する>もフルにITを使ってみてほしい。
よしっこれからだ、そうだ頑張れ大分!
そのためにも今回の参加者は皆ベテラン。
部下の指導も大きな役割の一つである。
組織といっても人間の繋がりだから、人材育成は重要課題。
接客、司会、葬祭知識、法律関係、組織の効率良いネット化など、仕事は山積み。
だから司会の話に終始したわけではなく、小テストも含めて話題は多種多彩。
ヒントにしていただける話があれば嬉しいが、何かを感じていただけたか。

話は飛んで・・・(飛んで飛んで飛んで飛んで・・・)
大分といえば、鳥の唐揚げが美味いと思っていたが、唐揚げではなく天ぷらの話。
それも大分名物「とり天」。
とり天は、大分ではメジャーなメニューなんだ。
確かに美味いと思うが、お店によって味は多少違う。
が県内は、どこでもとり天が食べられる。
大体はとりモモを使っているのだが、料理の色で分ければ「白系」「茶色系」「黄色系」。
これは下味のつけ方の違いや油の温度の差によるのだろう。
ガッツリいけるニンニニク味もあれば、女性向に優しい味になっているものもある。
付けダレにしても辛子の有無や酢醤油やカボスやゆずポン酢など様々だ。
実は帰宅してから実験的に作ってみた。
簡単にできるし、確かに美味い。
バリエーションも増やそうと思えば、そう難しくもないだろう。
そこで、とり天の歴史なんだけど(おーい深く入り込み過ぎるなよ)、
「東洋軒」という禅宗の院号のような名前のお店が出発らしい。
名前は「東洋・・・」となっているが、出した料理は西洋と中華(台湾)。
別府が発祥らしい。
別府でとり天が地獄の湯で産湯に浸かり、大分の郷土料理へと発展していくのだが、
大分市内にとり天の店が出来たのは昭和35頃というから、そんなに昔でもない。
いやここは絶対に、そんなに昔ではないと言いたい。
そうでないと困るのだ。
だって私が誕生したのが昭和34年だから。
つまり、昭和35年は<そんなに昔でもない>のだ。
聞くところによれば、大分市内に300店舗以上のとり天の店があるらしい。
それにしても不思議なのは、どうして全国に出ないのだろうかということだ。

話を講座に戻すと、理論を知ることと、真似て実践して試す、の二方面作戦の理由。
今現在の後輩の葬儀キャリアの育み方。
これまでの10年の変遷に見るこれからの10年。
10年前の顧客と10年後の顧客の比較。
見えてきた顧客の選択肢の広がり。
嘗て車が世の中を席巻し出した頃、
コロナやブルーバードがファミリーカーとして一世を風靡。
当時、外車は高根の花(今とは比較になりません)
が、しかしニーズはどのように変わっていったかご存知でしょう。
どの業界にも当てはまることだと思いますが、葬儀業界も同様です。
目先の仕事をこなしているだけでは、何ともなりませんぞ。
頑張ってください、あなた方先輩が後輩を育てていくのです。
お疲れ様でございました。

この日は台風の影響もあり大雨。
大分では梅雨に入り雨不足だったから安心しただろう。
でも私は、空港行の高速バスが高速道路の通行止めにより下の道を通ることに。
30分程度遅れが出ているが、何とか間に合いそう。
だが、悪いことは重なるもので事故渋滞に巻き込まれる。
五時に終了しているのだが、空港到着は7時45分・・・死ぬかと思ったぜ。


では、約束の夏の第45話です。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年06月03日 08:30

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