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2011年06月10日

葬祭セレモニー司会術【キャリアアップ・ナレーション活用術】終了 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

キャリアアップ講座も長く続いているが、
最近の傾向としては、指導者が集まることも珍しくない。
人に教えるというのも一つの技術だから、
自分が出来るからと言って必ず教えるのが巧いという訳ではない。
野球に例えるならば「大選手、必ずしも大監督に非ず」である。
プロゴルファーなら、レッスンプロに近いだろう。
だからと言って、私が本番の司会が下手かというと・・・いやあ言いにくいなあ。(笑)


(最近は男性参加者も多いです)

キャリアアップ講座の参加者のパダーンは、
① 指導者、②プロ司会者、③ベーシックを終えた者、
④独学で癖がついてベーシックを飛ばす者。
この4つのパターンのほぼ亜流でしかない。
以下は私の冗談半分の私見だから気にしないでもらいたい。
① 指導者・・・教えるべき手順やコツを学ばれる。
司会ができる自分でさえ、何故そう聞こえるのかが分からなかったりするので、
改めて司会を見つめ直し、新たな視点を見つけていく。
② プロ司会者・・・人に教えるつもりは毛頭ないので、只管自分のためだけに技術を学ぶ。こんな大量のナレーション資料が貰えるのかと驚かれるが、本当に大切なのはそこにはない・・・ということを学ぶが、誰にも・・・。
③ ベーシックを終えた者・・・しっかり復習をして準備が出来ている者は、すぐに上達する。基本の次に来るものを知り、私に騙されていたことを知るが、そのお蔭とも思ってもらいたい。一番ベストな学び方である。
④ 独学で癖がついてベーシックを飛ばす者・・・講座に付いていけない。私もベーシックの復習を兼ねて少し戻りつ、進みつつ・・・3歩進んで2歩下がる・・・しかし、決して理解していないということが実演でハッキリと分かる。巧いとか下手とかの問題ではなく、それ以前の問題であるから。悪い言い方をすれば、これが独学の恐ろしさ、自分の司会が分からず、評価の基準も知らないので・・・かわいそう。
ベーシックからやり直す人が大半、後はそれっきり来ない(諦めるのかな)。


(FUNET商品の一部・・・3面の礼状が人気です)

講座の話に戻ると、参加人数との関係にもよるけど、今回は午後から課題発表が4つ。
マイクは回りっ放しになるし、休憩時間には、それぞれの課題を当て込み休ませない。
その4つの課題は、目的も違うし参加者の実力を浮き彫りにする。
大きくベーシックと違うのは、最後はお手本コピー力での評価を脱却して、
それぞれに自分で考え、自分で思うようにやらせるのだ。
違う課題をそれぞれがやり、それに対して逐一私がコメントさせていただく。
何度でもやり直したりするが、多少時間との関係もある。
酷い時には、短い課題さえ「終われない」ことさえあるのだ。
詳しくは喋れないが、葬儀司会の5大要素、3大要素を全て聴いているのだ。
ただ、疲れてくると・・・正直ボーっとしてくる。
ボーっとしてても、4つ位は聴けているから大丈夫。(笑)
でも、キャリアアップは本当にレベル差が大きい。
もっと整理した形でやりたいとは思うが、思うようにはいかないのだ。


(ユニコム様の商品群も並んでいます)

担当のS女氏も少し慣れてきた感じがあり、嬉しい限りである。
司会講座の担当者として、司会をするというのも勇気がいるよ。
(これはフェアもそうだけどね)

今回のニュースは、千葉県にまた一人、大変巧い司会者K野様誕生。
岡山のT淵様、元来巧かったが、最後の殻を破って突き抜けた感じ、おめでとう。
大阪のT山様、K牧様、愛知のF井様・・・文句なし、大変お上手です。
この3人の違いは、講座の中身とは関係ないが、声の個性です。
突き詰めると、ノドというのは本当に不思議な筋肉ですね。
では皆様、大変お疲れ様でございました。
これからも頑張ってください、皆様のご健闘をお祈りしています。

では、約束の夏です。節目の50話。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年06月10日 08:30

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