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2011年07月04日

フューネラルビジネスフェア2011(工場長こと古家寛)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先週、フューネラルビジネスフェア2011が開催されました。
弊社で2日間ともシンポジウムをさせていただいたこともあり、
私は両日とも伺いましたが、全体的には盛況な様子でした。
来場者は初日午前中の段階で前年より20%程増加と聞き、
東日本大震災で心配されていた来場者数も、
伸び率は例年より高いのではないでしょうか。

フューネラルビジネスフェアでは、毎年新しい発見があります。
しかし今年は、出展の内容は少し寂しい感じでした。
会場を歩いていて渡される試供品や配布物の数は、
全体的に例年より少なかったと思います。
展示内容も控えめで、震災の影響は企業にこそ打撃があり、
予算も限られたものにならざる得なかったのかと推測します。

一方で、来場者は新しい雰囲気の人が増えたと思います。
かつての葬祭関係者は、スーツを着ていても、
どことなく現場の雰囲気を漂わせていました。
今年の来場者は、普通の社会人、
「サービス業の人」という今風の雰囲気を持つ人が、
今までより一層多くなっているように感じました。

製品や商品よりも、今は「人」が変わっているのではないでしょうか。
そういえば、葬儀業界への就職に対する心理的な障壁も、
薄くなっていると聞きます。
不況の影響、死亡者数増加による業界としての関心の高まり、
そして今回の震災も影響しているかもしれません。

私が関わり始めた7,8年前は、葬儀業界はまだ閉鎖的な印象でした。
情報公開が最も遅い業界の一つが、葬儀業界でした。
それが、インターネットのホームページを持つのは当然の時代になり、
葬儀社は葬儀の内容や料金等を公開して、
今は、「開国した後」の時代なのでしょう。(ポスト○○の時代なんて言ったりしますが)

新しい価値を持った人が葬儀業界に参加する。
そして今まで以上に、「人材」による競争が、
葬儀業界で活性化していくように思います。

私にとっては、そのような「人」の変化を感じた、
フューネラルビジネスフェアでした。

それでは、約束の夏の第64話です。
最終回の1話手前です。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年07月04日 08:00

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