懐かしい電車が、それも2両編成の電車が迎えてくれる。
それも凄くムードのある<♪♫ 知らない街を探してみたい>のような、
悲しげなマイナー調のメロディが流れてきそうな雰囲気を持っていた。
当然座れないわけはないのだが、この車両で150分我慢するのか。
どういう姿勢で体を休めるのがベストなんだろうか。
色々と考えているうちにソロリソロリと電車は走り出した。
走り出してみたら、何だか早いぞ、それに一駅間が恐ろしく長い。
駅停車の後、何故か(きっと意味はあるのだろうが)5分間待ち合わせとか、
余計な時間を惜しげもなく使い、徐にまた発車する。
海沿いを走るのかな、と、ずーと期待していたが山しか出てこない。
遂には飽きて、いつのまにか寝た。
涎を垂らして寝た、熟睡だ。
起きたら、まだ山沿いを走っていた。
景色が変わり映えしない。
地球温暖化という声が届かないくらい、鬱蒼と茂った山・山・山。
民家も何もない山の中を只管走る奥羽本線。
失恋した時には、ピッタリのロケーションである。
頭の中で演歌が流れていた。
少し暑さも和らいだようだ。
後日ヤフー知恵袋で調べたら、
奥羽本線は海岸沿いを走っていないので、
日本海に沈む夕日をみることは出来ません。
日本海が見たければ、五能線に乗るか、
羽越本線に乗らなければ無理です。
・・・あっさり教えられた。
海沿いは、走りません。
寝てよかった。(自分の無知に腹が立たない)
奥羽本線は、福島県福島市の福島駅から、
山形県と秋田県を経由して青森県青森市の青森駅に至る鉄道路線(幹線)であるらしい。
新庄に到着後、懐かしい葬祭ホールでの研修。
ここのホールは本当に素晴らしく、その後、幾つもの葬祭ホールを見たけど、
未だにこんな贅沢なホールは数えるほど。
エントランスの兵馬俑が迎えてくれたが、その肌艶の変化に年輪を感じます。
式場の至る所に佇む兵馬俑は、独特のムードを醸し出す。
上の階の兵馬俑の数体は3.11の震災で被災したとか。
2階の80席程度のシアターチェアも改めて見たが、立派なもんだ。
そこから、かつて司会研修に参加されたことがある女性司会者の司会を
こそっと聞いたが、なかなか堂々としていて立派にやっておられた・・・少し感激した。
祭壇脇に拵えたピアノの生演奏とライティングの変化も効果的だった。
地元新庄を舞台にした映画を製作したり、TVCMに社長が登場したりと、
何かと話題も提供してくださるが、確かに頑張っておられる。
宮城のS葬儀社様で修行を積んだご子息も帰ってこられ、親子で力を合わせている。
新庄独特の飾り方の特徴やお花の移動についても教えていただいた。
地方には、地方ならでは生き残り方がある。
勉強になった。
(中国製か、呼び出しのベル)
さて、受験対策は、ここの会社とお取引先であるもう1社との合同研修。
少人数ではあったが、それだけに中身は濃くなった。
二日間、みっちりとやらせていただいたが大丈夫だろうか。
ここには、弊社の接遇講師・加藤共々お世話になりっぱなしである。
力になれることがあれば惜しまない。
是非、頑張っていただきたい。