ということで、これからはテレビも「デジタル時代」に突入です。
ビデオ等のテレビ周辺機器も、本格的にデジタル化していくでしょう。
赤白黄の三色アナログ端子は使われなくなるかもしれません。
・・・とはいえ、デジタル化しても、画質は向上すれど、
テレビ自体の使われ方が急激に変わることはないでしょう。
私だけかもしれませんが、テレビは「見れればいい」のです。
デジタル化の醍醐味の一つでもある、「データ放送」も全く見たことがありません。
リモコンの「d」ボタンも、使ったことありません。
折角なので、今、「d」ボタンを押してみました。
天気やニュースや時報などの情報が出てきました。
・・・携帯電話やネットで、十分に事足りる情報ですね。
東日本大震災のような大災害や有事の際、
新しい情報を数多く配信するのには、役立ちそうです。
とはいえ、テレビは基本的に「受け身のメディア」。
アナログからデジタルになったとしても、
「見れること(視聴できること)」が、何より重要です。
画質が綺麗になっても、テレビが見れなければ意味がありません。
今回、アナログ放送が終了したことで、
テレビが見れなくて困っている人は少なくないようです。
あれほど大々的に告知をしていたにも関わらず、
地デジコールセンターへの問い合わせは、
23日におよそ6万件、終了前日の24日には約7万5千件あったそうです。
改めて考えてみると、テレビは日本全国の約5千万世帯の会員を抱えた、
会員料が毎月1,345円(NHK受信料)の、
放送ネットワークサービスと考えることもできます。
巨大なネットワークサービスです。
NHKが受信料を取るのなら、視聴者は全うなサポートをされてしてしかるべき、
と考える人もいるかもしれませんね。
特に、年輩で電機機器が苦手な人で、テレビが急に見れなくなるとストレスでしょう。
尚、被災地ではアナログ放送が継続されています。
妥当な判断でしょう。
今のところ、テレビはライフラインの一つとも言えますからね。
制度を抜本的に変える際は、メリットに目を向けるだけでなく、
それによって困る人も出てくるという点を、私も意識しておきたいと思います。