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2011年07月26日

アナログ放送終了(工場長こと古家寛)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

先日25日に、アナログ放送が終了しました。
終了したといっても、ケーブルテレビの回線が入っていれば、
「デジアナ変換」された放送がアナログテレビのままで見れるようです。
(2015年3月末まで)
私の住処のマンションはケーブルテレビ回線が共同で入っていたようで、
急場しのぎでチューナーを買わなくて済みました。

ということで、これからはテレビも「デジタル時代」に突入です。
ビデオ等のテレビ周辺機器も、本格的にデジタル化していくでしょう。
赤白黄の三色アナログ端子は使われなくなるかもしれません。
・・・とはいえ、デジタル化しても、画質は向上すれど、
テレビ自体の使われ方が急激に変わることはないでしょう。

私だけかもしれませんが、テレビは「見れればいい」のです。
デジタル化の醍醐味の一つでもある、「データ放送」も全く見たことがありません。
リモコンの「d」ボタンも、使ったことありません。
折角なので、今、「d」ボタンを押してみました。
天気やニュースや時報などの情報が出てきました。
・・・携帯電話やネットで、十分に事足りる情報ですね。
東日本大震災のような大災害や有事の際、
新しい情報を数多く配信するのには、役立ちそうです。

とはいえ、テレビは基本的に「受け身のメディア」。
アナログからデジタルになったとしても、
「見れること(視聴できること)」が、何より重要です。
画質が綺麗になっても、テレビが見れなければ意味がありません。
今回、アナログ放送が終了したことで、
テレビが見れなくて困っている人は少なくないようです。
あれほど大々的に告知をしていたにも関わらず、
地デジコールセンターへの問い合わせは、
23日におよそ6万件、終了前日の24日には約7万5千件あったそうです。

改めて考えてみると、テレビは日本全国の約5千万世帯の会員を抱えた、
会員料が毎月1,345円(NHK受信料)の、
放送ネットワークサービスと考えることもできます。
巨大なネットワークサービスです。
NHKが受信料を取るのなら、視聴者は全うなサポートをされてしてしかるべき、
と考える人もいるかもしれませんね。
特に、年輩で電機機器が苦手な人で、テレビが急に見れなくなるとストレスでしょう。

尚、被災地ではアナログ放送が継続されています。
妥当な判断でしょう。
今のところ、テレビはライフラインの一つとも言えますからね。
制度を抜本的に変える際は、メリットに目を向けるだけでなく、
それによって困る人も出てくるという点を、私も意識しておきたいと思います。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年07月26日 08:11

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