野球というスポーツは、
どんなに努力してもシーズンを通して5割の打率を残すのは無理なスポーツです。
4割ヒットを打つのも、現代野球でその記録を残した人はいません。
打者の打撃技術の向上と同様に、投手や野手の守備技術が向上しているからでしょう。
シーズンを通して3割5分以上を残せば、もうそれは素晴らしい成績で、
メジャーリーグでも1シーズンに2,3人いるかどうかです。
イチローは、メジャーリーグの10年間で3割5分を以上を4度も記録しています。
その成績だけでも、イチローがどれだけ凄い野球選手か分かります。
イチローは、日々、試合前に変わらない準備(ストレッチなど)をすると言います。
同じコンディション、集中力を保つために行っているそうですが、
毎日、同じコンディションを保てることこそが、
イチローの凄さの一つとも言われています。
継続して成績を残す。
一般人でも、計画立てて生活すれば、
仕事で良い成績を残せる可能性は上がるのでしょう。
しかし、それがなかなか難しいのですよね。
色々な理由を付けて、三日坊主になる場合がほとんどです。
継続できる力が、そもそも素晴らしい力です。
イチローのような偉大な記録でなくとも、
素晴らしい成績を残そうと思えば、努力が必要です。
努力しないと良い経験はできません。
努力していても、その何割かしかヒットにならない、
素晴らしい体験として返って来ません。
ホームランのような、深い体験となるようなことは、
それこそ年に何回あるかどうかでしょう。
・・・代わりに、なでしこジャパンから勇気をもらったりして発奮しますが、
ま、それは自分自身の体験ではありませんからね。
すぐに頭から忘れてしまうでしょう。
日々の継続した努力の大切さ。
状況や運の要素で、結果が芳しくないこともありますが、
イチローのニュースを見るたびに、
努力を「続けていくこと」の大切さを思い起こします。