他社と同様のサービスを提供できるように、
言い方が悪いかもしれませんが、真似をすることも大切です。
しかし、その真似をする【スピード】が遅いと、
「あそこは○○のサービスがない」等と悪い評判になってしまいます。
外注でできる、返礼品やオリジナル会葬礼状などは、
比較的早い応対ができるでしょう。
しかし、葬祭業界において、最も大切な「人」に関しては、
他社と同様のレベルに持っていくには時間が掛かります。
人材(人財)サービス。
これからの葬儀でキーワードになる最も大切なものの一つですが、
これだけは、他社の真似をすぐにはできません。
人によるサービスのレベルを上げるには、まず人を育てなければなりません。
人材を育てるのには、時間が掛かります。
また、「○○社で働きたい」と思わせるような
葬儀スタッフの視点から見た「ブランディング」も重要になってきます。
しかし、顧客から葬祭スタッフに何が求められているかに関しては、
なかなか気付きにくい。また、なかなか変えにくい点でもあります。
今までの人間関係が有りますからね。
場合によっては、以前の葬儀のやり方を否定することになりますし、
古参のスタッフにとって面白くないこともあるでしょう。
それでも、葬儀の人材サービスのレベルアップが必要と考えたなら、
経営者としての決断が必要です。
人材サービス面で競合他社に後れをとっているのであれば、
遅かれ早かれ、どのような状況であれ、
人材を育てるための一石を投じなければなりません。
人材育成に時間が掛かることは誰もが知っているので、
できるなら計画立った人材育成プランを考えて、
スピードある決断をする方が効率的です。
近年、弊社への研修の問い合わせが増えてきている中で、感じることです。
「○○葬儀社には、良い葬儀スタッフがいる」と顧客に思われることは、
特に地元を相手としている地域の葬儀社においては、
最高のブランディングになるのではないでしょうか。
顧客が葬儀(特に人材スタッフ)に何を求めているのか、
マーケティングに基づいた、単なる広告だけではない企業活動(=ブランディング)を
行うこと、そのサイクルを早いスピードで回していける体制づくりが、
今後、一層重要になってくる考えています。