ということで、今年の全国葬儀社対象の葬祭ディレクター技能審査対策は、
「東京スカイツリー」が良く見える東京都のスミダ産業会館で行われました。
9階と言う立地の良さも手伝って、非常に景色が良いです。
気分よく学習できそうな環境です(これが、公営施設なんて勿体無い!)。
川越から遠いということが個人的難点ですが、
両日とも無難に過ごすことができました。
葬祭ディレクター技能審査対策は、2日間研修です。
初日は接遇試験対策と、実技筆記対策(学科試験の話も含む)でした。
接遇試験は開設されて5年目ですが、
試験内容はようやく落ち着いてきた感じです。
かつては接遇実演試験(20点)だけでは少ないと指摘されたのか、
近年では実技筆記においても接遇・一般常識から1問(12点相当)、
必ず出題されるようになりました。
今後、サービス業としての葬儀が一層求められるようになってくれば、
さらに配点が増えてくるでしょう。
一方、実技筆記の出題範囲も年々広がっています。
近年では「成年後見制度」、「臓器移植法(改正)」、「消費者契約法」など、
今年では「介護保険」、「特別養護老人ホーム」、「忌引」など、
特に葬祭の法律や制度に関する範囲が加わっていますでしょうか。
また、三訂版の葬儀概論を見るに「東日本大震災」関連の情報も付記されていたので、
「失踪宣言」や「死亡届の受理要件緩和」あたりからも出題されるかもしれません。
・・・それにしても、出題範囲は広がりこそすれ、
狭くなることはなさそうですね、当面は。
研修も最後の方は早足になって、
研修を手伝った者としては、もっと時間が有ればと思うばかりです。
朝9時40分から、夜は19時近くまでの研修初日、
受講生の皆様、大変お疲れ様でした。