ご依頼いただいた葬儀社をT社とします。
実はT社には司会の非常に上手い方がいらっしゃる。
T社は、FUNETのナレーション文作成システムを活用されていて、
この地域では最も早くナレーションを採り入れられた葬儀社です。
今回、ご本人が喪に服す立場となって、
自分では葬儀の司会をすることができないので、
弊社にご依頼の声が掛かったのかもしれません。
葬儀はホテルで行われました。
東北では骨葬が多いですので、葬儀がホテルで行われることも多いようです。
また、この地域の葬儀の特徴として、
弔辞は最後、孫や子供で締めるそうです。
今回も、会長の孫に当たる方が最後にお別れの言葉を述べて、
弊社司会者も感動したと聞きました。
あと、首都圏ではほとんど行われないのですが、
当日飛び入りで弔辞を読まれる方もいらっしゃるとか。
だから、弔辞の進行の最後には、
「弔辞を読まれる方はいらっしゃいませんか」と
お伺いを立てるような司会をするそうです。
全国各地でも、このような進行の慣習があるようですが、
葬儀のやり方は東京がスタンダードという訳ではありませんね。
各地域に合った葬儀の流れがあることを、改めて実感しました。
今回はFUNETで「追悼文」のお手伝いもさせていただきました。
追悼文は短時間で故人の生い立ちを追った文章作成できる点が便利で、
1日で文章の作成、確認、500部の印刷、岩手への発送を行うことができました。
追悼文がどのようなものかをお互い知っていたこともあるでしょうが、
スピードをもって文章作成できる点は、一つの武器になります。
加えて、追悼文を作成する過程では、
亡くなられた方の人となりや、遺族の故人への想いを再確認できます。
施行担当者が追悼文を作成することで、
相手のことを深く知り、共感でき、良い葬儀につなげることができるでしょう。
司会者もそうですが、遺族の話を聞き、
相手のことを知ろうとする姿勢が、まず何より大切ではないでしょうか。
ご依頼いただいた上に、T社様には大変お世話になりました。
誠にありがとうございました。