« 泣ける・・・CM (井手一男) | メイン | 政治と宗教とマスメディア(工場長こと古家寛) »

2011年09月16日

葬儀司会専門技術講習会 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

平塚で二日間、葬儀司会だけに的を絞った講習会が開催された。
所謂、葬儀司会専門技術者講習会。
これを二十数回続けてきたが、現在、講習会の参加者は年々少なくなり、
今後どうするかということも大きな課題となっている。
そもそも私が、各県に出向いて講習会を開催する方が圧倒的に便利である。
各県の参加者が、ステップ1.2.3と順を追って受講した方が良いに決まっている。
ところが、全ての県にそのようなシステムが準備されているとは限らない。
では、その人たちは見捨てるのか・・・非常に難しい問題だ。
結局、参加される方たちは少数精鋭になるのだけれど、
葬儀司会に興味があるだけに、
講座は中味が濃くなり、参加者の上達ぶりも目を見張るものがある。
講座は、参加者が少ないと<色々と拙い>のであるが、
一方、少数の方が司会講座は一人に掛けられる時間が増え充実するのだ。
これまた、どの辺が落とし所なのだろうか・・・またまた非常に難しい。


(教室の風景)

本日金曜日、4階建ての宿泊棟には我々10名しか泊まらない。
(しかも土日はお休みだ)
平素の賑やかさは何処へやら。
何だか嘘のように静かである。
静かついでに、私は久しぶりに寝坊した。
今でこそ落ち着き払ってこう書いているが、
ゴソゴソと目覚めて、携帯で時間を確認した時はドキッ!
7時16分・・・やっ・ばっ・い!!!
いつもは6時に起きる、目覚ましが鳴る・・・はずが鳴らなかった。
Iphoneの馬鹿っ。
どこがスマートフォンじゃい。
スマートというのは頭が良いという意味じゃないのか、馬鹿たれが。

それにしても、いつもならガヤガヤと煩いはずが、静かだからいけないのだ。
しかし、私は慌てない。
十分間に合う。
そう思って、顔を洗って歯を磨き、出しっ放しにしておいたパソコンを鞄に仕舞い、
あれれっ・・・何かおかしい・・・???
ギョエッー髭剃りがない。
まさか受講生から借りるわけにもいかず、
歩いて200メートル程度の距離にあるローソンの事が頭に浮かぶ。
仕方がない、少し早めに出て髭剃りを買ってから教室に入ろう。
かくして、八時前に部屋を出てローソンへ。
教室へとんぼ返りは云いけれど、汗が凄い・・・講座前。
トイレの洗面所で髭を剃りつつ
「あー、講座がこれだけでよかった」と心底思う。
(平素は多くの講座が開催されているから、人が一杯いるのだ)
スーツを着てネクタイをしたまま、人生で初めて髭を剃った。
「適当でいいっ」と思っていたけど、剃りだしたらキッチリ剃った。
途中で受講生が現れ
「先生っ、今??髭剃ってるんすか?」
「ふっふっふっ、何も見てないよな!」
「・・・えっええ、何も見てなかったですよ」
「見ざる、聞かざる、言わざる」
「ええ、僕はサルです」
「▽Б・ζ〇☆↓ЁΓ■Π」


(今日は誰もいない食堂です)

講座は、一人ひとりとたっぷり話せた。
それだけの時間があったからね。
徹底的に、読みのルールを教えた。
基本を守れば、大きくはずすことはない。
そしてフィジカルを鍛え、自分の個性を大事にしながら勉強を続けて欲しい。
参加者は少なかったけど、充実した二日間だった。

追記
帰りのタクシーが掴まらず、バス停で延々と待った。
やはり今日は何処かついてない。
もう既に、スーツがヨレヨレだ。
土曜日、バスが工業団地内を走るのは一時間に一本。
タクシーでさえ、滅多にお目に掛かれないのだ。
寂しかった。
30分ほど待つと、遠くにタクシーが・・・希望の光のようだった。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年09月16日 08:30

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mcpbb.com/blog/mt-tb-funet.cgi/2220

(C)MCプロデュース 2004-2013 All Rights Reserved.