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2011年09月27日

築地別院「彼岸会」のお勤め(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

お彼岸の中日の前後3日ずつ、計7日間行われている、
浄土真宗本願寺派、築地別院「彼岸会」に、初めて参加しました。
「彼岸」とは、季節を表す言葉ではなく、
お浄土をあらわす仏教用語だそうです。
築地別院でも、今年は20日から26日まで秋季彼岸会が行われました。

築地別院の晨朝勤行は毎朝7時から行われています。
私も学習会の時に時々参加しますが、
今日の蓮華殿は、いつもの晨朝勤行ではなく、
お荘厳も彼岸会用に整えられていました。
お坊さんたちが忙しそうに動いていて、
準備の所から見ていると、色々と勉強になります。

今私は、浄土真宗本願寺派仏教学院通信教育生で、
この秋には学習コース2年に進級します。
1年間の多くの学びの中で、「おつとめ」の勉強には、心からハマりました。
「正信偈」や「和讃」などの勉強が終わり、
2年生では「阿弥陀経」や「御文章」などを学びます。
私は授業時間だけでは物足りず、同窓生が中心になって開かれている
「おつとめ研修会」に入会しました。
毎月1回なのでなかなか行けませんが、
そこに行くと様々な偈文の勉強が出来て、とっても楽しいです。

勉強会で、私が入会する前から練習されていたのが「往生礼讃偈」です。
1回しか参加できなかったので、最初は難しかったですが、
CDを聞いて繰り返し練習をしている内に、
だんだん唱えられるようになりました。
昔は口伝といって、口伝えで覚えたそうですが、現代はCDがあります。
研修会で学んだ「往生礼讃偈」の「般舟讃」が、
彼岸会で唱えられることを知って、その成果を試すことにしました。

その他、彼岸会には日替わりで、「奉讃早引作法」が唱えられます。
私が行くことにした24日は、「道綽章」であることを知って、
それから猛特訓しました。
「般舟讃」も「道綽章」も、音程があってすごく難しいです。
楽譜もありませんので、私はCDで聞いて音を取ります。
普通の歌のように、音のフレーズや先のメロディが
何となく分かるというものではなく、常に裏切られるのです。
私が今まで使っていなかった「脳」が使われている感じがします。
それがすごく面白くて、こんな表現はいけないかも知れませんが、病みつきです。

私はまだまだ初心者で、偈文の横に音と音符がびっしりと書き込まれていますが、
お坊さまたちと声を合わせて唱える瞬間は、身も心も清々しい気持ちです。
そして学習会新年度、10月2日の晨朝勤行が、
「往生礼讃偈」の「後夜偈」であることを知りました。
もちろん今、特訓中です。
合掌

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2011年09月27日 08:07

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