ＭＣプロデュース

さて、神無月とは、中世の俗説によれば１０月に全国の神々が出雲大社に集まり、
諸国に神がいなくなることから「神無月」とする説がある。
出雲に集まるのは、縄文人の神様・大国主命系の国津系だけに止まらず、
弥生人の神様・天照大神を始めとする天津系も集まるという。
こりゃ全国の神様が大集合・・・大忙しだ。
ということは、今私がいるこの出雲だけは「神在月」(または「神有月」)と呼ばれ、
今隣に座っているあのオバサンも、もしかしたら少し遅刻した女神様だったりして・・・
～なんて所から物語がスタートすれば、日本版庶民的3G映画の神様バージョン。
馬鹿な想像を巡らしている内に、２５分程度で出雲市駅に到着した。
車中からiphoneでパチリ。

JR出雲の駅は、出雲大社を模して造られている。
こちらは正面玄関で仰々しいが、裏口は大したことがない。
そもそも出雲大社は二十数メートルの高さを有していたという話は、今日は無し。
さて、駅前はタクシーとバスの発着所になっているらしく、
６年ぶりに訪れる私にとって少し小奇麗になったような感じがした。
因みに、出雲空港と出雲大社の位置関係や
宍道湖や松江城、果ては米子空港との関係は以下。

地図を見て思い出すこともある。
そう云えば、嘗ては島根ワイナリーで講習をやった気がする。
皆でお昼はバーベキューだったような気もするが・・・
講習後は、ワインを試飲し、お土産を買って帰ったような気もするが・・・
しかもNHKのど自慢のチャンピオン大会 (優勝者だけの大会) で、
更にチャンピオンになったとかいう強者がいて、
記憶に間違いがなければ＜美空ひばり＞を歌ったのではなかったろうか?
あの時、司会の講習なんかどうでもいいから、せめて一曲お願いしていれば・・・
今の青木隆治にそう驚かされることもなかった・・・のかもしれない。

ちょうど出雲市の駅でお祭りをやっていた。
「蕎麦祭り」という何のヒネリも変哲もないお祭りだったが、
駅でお土産を覘いている間に流れていたのは、どっかのアフリカの音楽・・・
凄まじいアップテンポでビートが利いている、しかも大音響。
その中、平然と蕎麦を食っている出雲の人々・蕎麦祭りの参加者たち・・・
神々の国は、人間も恐ろしかー!。
そして駅構内にも、やっぱり神がいた。

大国主命とオロチ退治のスサノオノミコト・・・かな?
スサノオノミコトはルール上天照大神と同じ天津系なんだけど・・・気にしないで。

取り敢えず駅前のホテルにチェックイン。
このホテル、懐かしかったが夜の１２時でドアが閉まるという珍しいホテル。
どこかの宿泊棟のよう。
本日は日曜日、だが事務局の方が事前アンケートやら、
明日の受講者名簿やら、軽く打ち合わせに来て下さった。
(色々とご迷惑をお掛け致します。)

そして夜は献上蕎麦「羽根屋」へ。
食べログで3.75という稀に見る高得点。
定番の三色蕎麦ではなく、少しだけ贅沢に五色蕎麦を。
これだ!

美味い!・・・と言いたかったけど、正直そうでもなかった。
私が蕎麦の味がわからんのか、恐らく私がいけないのだろう。
割り子蕎麦の＜割り子＞の意味さえ分からずに店員に聞いたぐらいだから。
だって食べログで3.75だったら、どう考えても私が悪いということだ。
確かに、出雲に行って食べた蕎麦の中では・・・一番かな。
それにしても嘗ての商店街は、往時を偲ぶ面影が亡くなりつつあるとか。
時代の流れとはかくも厳しいものなのか。

さあ、ホテルに戻って大浴場という名の5～6名が入れる小浴場という風呂に入り、
サウナでたっぷり汗を流すことによって、後のビールの味を一段と美味しくしょう。
サウナのテレビでは巨人とヤクルトが戦っていた。
暑くて出たいが応援もしたい・・・出るに出られず・・・これが良いのだ。
うりぁああぁぁぁ!!!
明日に続く。

追記
出雲大社の謎・・・今日は無しと云っときながら、画像だけ。
現在のように建て替えられる前は・・・こうだったという説も。
日本海側に広がる、主に栗の木を使った巨木文化があったということか。