調べて見ると、生後6ヶ月から1歳半くらいに多く見られるようで、
特にはっきりした原因は無いそうです。
明確な原因が無いというのが、また厄介。
欧米では赤ん坊の夜泣きはことさら問題にされないようで、
成長過程の一端という位置づけだそうです。
(夜泣きの度にあやしたり、構ったりしないそうです)
今はあまり苦では無いですが、
夜泣きが続くようだと手を打たないととも思います。
夜泣きを調べている内に、面白い言葉に出会いました。
「疳の虫」。
日本では、夜泣きは体内にいる疳の虫が原因だと信じられいたようです。
そういえば昔、「かんしゃく虫」やら「虫を切る」という言葉を、
聞いたように記憶しています。
私も良く泣き叫んでいたそうなので、
「疳の虫」は私の遺伝かもしれません。
ちなみに、「疳の虫封じ」といって、
地蔵などに願をかけることも多く行われたようです。
今でも、いくつかの寺院で「疳の虫封じ」の修法が勤められています。
かつての生活と仏教のつながりが感じられて、なかなか興味深いです。
そういう遊び心というか、気休め的な部分は、
現代に不足しがちな要素かもしれません。
原因が分からない物事に対する作法、「死」ということもそうかもしれませんが、
未知なものへの応対は、寺院や仏教が率先して習俗や文化を築いていたのでしょう。
しかし、情報過多な現代では、その価値は薄れてきているかもしれません。
・・・もしかしたら、「知らぬが仏」という諺も、寺院が生み出したのかも!?