注目したいのは、移動販売では、
高齢者に接する機会、また付き合いの密度が高そうだという点です。
買い物が困難な高齢者をターゲットとしているので、
顧客の顔や名前、また好みなどを知った上で販売ができます。
また、無縁社会と言われる地縁が疎遠になっている現代では、
自然に高齢者と接する機会がある業者は貴重でしょう。
ファミリーマートが葬祭に参入かというニュースが昨年ありましたが、
セブンイレブンの移動販売の方が、葬祭の販売チャンネルとして魅力的です。
もう一つ、テレビの話題で「天空の城ラピュタ」。
言わずと知れたジブリアニメの代表作ですが、先日テレビで放映されていました。
通算13回目の金曜ロードショーということですが、視聴率も15.9%と好調でした。
また、劇中に出てくる「バルス」という滅びの言葉が人気で、
放映と同時に、視聴者が2ちゃんねるやツイッター等に書き込むので、
サーバが落ちたりサービスが遅延したりしていました。
一つのテレビ番組の域を超えた影響力がありますね。
1986年の映画で、25年も前の作品なのに、
未だに人気が絶えないというのは本当に凄いことです。名作です。
そして、テレビやインターネット等のテクノロジーが発達しても、
最も重要なのはコンテンツ、ソフトの力だと再認識させられます。
葬祭も、ソフトの時代。
もっと言うなら、人の時代です。
今月(12月号)の「仏事」、また先月(11月号)の「フューネラルビジネス」は、
人、人材がテーマでした。
会館が普及し、今、人材の競争が始まっているのでしょう。
人材を活かせる組織のあり方、また、リーダーシップが、
葬祭でもテーマになってきそうです。
特に、現場と経営を繋ぐ「中堅」リーダーが、
大きな組織になるほど鍵になるでしょう。
いつも強引に葬祭に繋げるのは悪い癖ですね。
それでは、また。