前半は、プロとしての気持ち、悲嘆者への礼儀など、
意識の持ち方を中心にお伝えしました。
葬儀という儀式サポートに大切なことを確認してから、
後半は、広い会議室に即席の葬祭ホールを作りました。
導師役、喪主役、遺族親族、会葬者・・・。
役割分担をして様々な接遇の動きにチャレンジです。
葬儀接遇の基本スキルをお伝えしながら、
見た目重視を目標に接遇トレーニングをいたしました。
歩く姿勢、立ち止まる位置、お辞儀は誰に対してどの位置で・・・と
細かいご指導をしながら、全員の方に動いていただきました。
こちらの葬儀社スタッフたちは、
この地に多い浄土真宗本願寺派寺院の若い住職たちと時折会合を開くそうです。
その集まりを通して今までの慣習を変えたと伺いました。
以前から葬儀スタッフたちは
「祭壇前の遺族席を内側に向き合わせにするのは、いかがなものか?」
という疑問を持っていたそうです。
浄土真宗本願寺派でも儀礼ではご本尊に正面で向き合うことが基本なので、
住職たちもそれには異議をとなえたそうです。
(遺族の心理的側面からも親戚の顔では無く、
故人の遺影と向き合いたいと思っているはずです)
積極的な行動を起こし、
今まで無意識に行っていたことを考えて、儀礼的にもお客様の心情的にも、
よりよい葬儀を目指していらっしゃる気持ちがとても伝わりました。
住職の皆さんも、葬儀社と一体になって顧客満足を目指していることは、
素晴らしいと思います。
こちらの葬儀社団体は、まだまだ男性が多いようです。
男性スタッフはファイトのある方が多かったです。
女性スタッフは人数が少ないですが、やる気のある若い力が多いと感じました。
女性が少ないので、休憩中には個人的に話も出来ました。
女性であるがゆえの苦労話しを聞いたり、今やこの業界は、
多くの女性が進出し頑張っていることなどをお伝えしてエールを送りました。
研修会は、大変お疲れさまでございました。
これからも頑張ってください。