ポイントカードは、主にリピーターを優遇する仕組みです。
同じ店を利用する人に、メリットが享受できるようにするものです。
ただ「リピーターを優遇する」ということ自体は、昔から行われてきたことです。
店主と馴染みになった店で「オマケ」と言って一品出てくることがありますが、
このオマケもリピーターを優遇するサービスの一つでしょう。
この場合、顔を憶えてくれていることの方が嬉しいものですが。
本来は、「顧客の顔を憶えて、何度も利用してくれる(お付き合いしてくれる)人に
サービスをする」ことが商売の原点なのでしょう。
その効能がバイトやパートでも代用できるよう、
ポイントカードとして変化してきたのだと考えます。
しかし、最近のポイントカードブームは、
商売人が顧客の顔を憶えるという基本を忘れ、
何度も利用してくれる人を優遇する点だけが、
独り歩きしている気がします。
ポイントカードを持っていない顧客でも、
疎かにできない筈ですけどね。本来は。
ポイントカードを持たせるのは、店側の都合ですし。
個人的には、特にポイントカードが無くても、
会計時に「いつもありがとうございます」と一言添えられるだけで、
少し幸せになったりします。
たまに買い物に来ることを憶えてくれているのだなと感じますから。
魔法の言葉の一つだと思います。
ま、それが習慣化して「毎度あり~」なんて連呼するようになると、
辟易しだすのですが・・・。
「いつもありがとうございます」の『気持ち』を伝えるのは、
なかなか難しいことだと今更ながら感じます。