ところで、私のナレーションに以下のものがある。
「人は遥か彼方より、天地自然に抱かれてその歴史を営んできました。
我々の足元には、無数の命が眠っています。
古代から繋がる命の歴史…。
脈々と引き継がれてきた歴史の上にある、今の命。
自然の法則に例外というものはありません。
命の旅、それが人生…。」
話しが少しズレるかもしれないが、
上記のナレーションの様に、生物は必ず死ぬと思われている。
が、それは間違いである。
(だから私は間違っているから私は馬鹿である・・・というのも間違いだろう)
自然の法則に例外はたくさんあるのだった。
しかも、精神的な話をしているのではない。
生物は本来、死ななかったのだ。
ガーンッ!
詳細はこの本を読んで欲しいが、(それならここに書くなって)
生命進化の系統を遡れば、生物はその全てが死ぬわけではありません。
地球上に生命が誕生して38億年。
その内20億年間、生物は死ななかった。
そう、生物は約20億年間死んでいない。
(どうだ、参ったか)
DNAを遺伝情報として持つ始原生物が現れたのが35億年前。
始原生物とは、大腸菌のような単純な構造を持つ単細胞生物のこと。
悪口を言う時に、アイツは単細胞だからさ等ということがあるが、
…長くなりそうなので話を元に戻そう。
簡単に言うと、遺伝子のセット(ゲノム)を一組だけ持つ一倍体の生物。
一倍体の生物は、同じ遺伝子をコピーしながら無限に増殖を繰り返し、
親も子もなく絶えず生きていきます。
急激な環境の変化による「事故死」が起こる以外、自ら死ぬことはありません。
つまり単細胞生物に死はプログラミングされていない。
事故でもない限り、いつまでも生を全うする。
単細胞生物とはそういうものらしい。
(単細胞と悪口を言われる人間も長生きをするのだろうか?)
しかし、ここに多細胞生物の誕生によって「死」というものが組み込まれ、
それは同時に「性」の誕生でもあるのだったが…。(詳細は後述)
簡単に言えば、死を制御する遺伝子が組み込まれたということだ。
明日は、その「死を制御する遺伝子」の働きに関して。
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上記のナレーションは、FUNETのナレーション・プロローグ文章、
オールマイティの「自然」カテゴリに在ります。
もしくは、「珠玉の葬儀ナレーション作品集」に、収録されております。
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