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2012年03月02日

研修報告in兵庫県 (井手一男)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

前夜、お菊さんの呪いを恐れ、身を清めようと入った焼き鳥専門店「ふく鳥」。
店名に「福」の文字が入っているし、どう考えても<霊>は相殺されるはずだ。
今夜は、出たら嫌だし、ぐっすりと眠らなければならない。
ところが、このふく鳥、本当においしいのだ。


(因みにお隣が王将だったため、つい、つい餃子定食もいただきました)

手羽先が最高に美味くて、ホテルの部屋へもお土産として2人前持って帰ったほど。
勿論、一人で完食。
幽霊の事なんかすっかり忘れ、ビールを鱈腹飲んで、お蔭でたっぷり睡眠が取れました。

翌日。
この日の研修時間は3時間程度と、私にとっては大変短い。
葬祭業界にも様々な研修が存在するが、3時間程度の研修はザラにある。
つまり、私の研修が長過ぎるだけなのである。
とは言っても、お話ししたいことは山ほどあるし、やるべき目次が多いのだ。

一般に葬儀業界は、葬儀司会の勉強をするにあたって
標準化された目次というものを持っていない。
何を、どの順番で、どのように学べば、どこに到達するか。
明確な規範があるはずもなく、だからこそ様々な講師が存在する。
(あんまりいないけどね)
司会は、言うなれば<話し言葉>であり、
一般的な<書き言葉>との違いは、それぞれの歴史の差が圧倒的だから。
<話し言葉>の歴史は大正14年のラジオ放送からしか始まらないし、
一方、<書き言葉>の歴史は千年以上もある。
時間か許すなら、この話は一杯したいけど・・・。

そんな中、17年程講師業を続けている内に色々な発見があった。
私なりに掘り当てた鉱脈があり、最近の講座はそんなエッセンスの塊である。
テキストは年々新しくなるし、量も微増し続けている。
これは時代の変化にもよるものだ。
なのに・・・たったの3時間だってー(どうするのよ)。
しかも司会だけではなく葬祭ディレクター試験についても講演して欲しいと。
というのも参加メンバーは現場のスタッフ半分、管理職の方半分というものだから。
引き出しは一杯持っているのでやれないことはないけど、
こんな中途半端でいいのだろうかと悩みつつ、会場へ向かった。

モノトーンで纏めた落ち着いた雰囲気の会館である。
駅から近く利便性も高いし、駐車場も広いではないか。

ホールに到着すると、俄然やる気が出ちゃうから不思議な体質だ。
ホール内に入り、自分の出番までの空き時間を使って見学させてもらった。
色々と思うこともあるが、葬儀そのものが地域により様々だからコメントは控えたい。

研修自体はあっという間に終わった。
葬祭ディレクター試験の難易度が上がったことに驚かれていた。
が、元来レベルが低すぎただけの事。
葬儀司会に関して云えば、研修を受講するということがどういうことなのか理解された。
伝えるべき技術があり、自分でも出来るフィジカルのお話があり、
知らなければ損をする葬儀のセオリーのお話もある。
3時間だと説明しきれないことは十分理解されたようだ。
今後、この団体が人材教育に力を注ぐことを期待したい。
大変お疲れ様でございました。

 

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会場   :飯田橋レインボービル 会議室
      東京都新宿区市谷船河原町11
      TEL.03-3260-4761
定員   :24名(先着順)
参加費  :39,900円(1名様につき)
      (消費税および地方消費税 1,900円含む)
 ※昼食代、テキスト代含む

 

お問い合わせ・お申し込み先は、
綜合ユニコム株式会社ホームページより

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年03月02日 08:30

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