だが歳を重ね、多くの人と接している内に考え方も変わる。
まして現代の就職氷河期の状況を見る限り尚の事その思いは強くなるようだ。
もしかしたら講師業を続けている内に影響を受けたのかもしれない。
因みに就職氷河期(1993年~2005年)とはリクルートが付けたネーミング。
当社からの就職雑誌「就職ジャーナル」での造語である。
社会に出てから即戦力として戦えるメンバーを企業側も欲しているのは理解できる。
しかし、教育と職業を直結させるのが大学ではないはずだ。
21世紀以降続く不安定な状況の中だからこそ、
物事の本質を見抜く力、環境の変化にも動じない力、新たなものを生み出す創造力、
構想力、応用力といった総合力が求められる。
勿論、全てに於いて優れた人間など大学時代で備わるわけではないだろう。
しかし、それらの能力を将来に亘って磨くためには、
実用重視の大学の在り方ではなく、教養に重きを置くべきではないか。
教養…ヤフー百科事典によると(抜粋)
とかく専門的な知識や特定の職業に限定されやすい我々の精神を、
広く学問、芸術、宗教などに接して全面的に発達させ、
全体的、調和的人間になることが教養人の理想である。
教養ということばの原語である英語やフランス語のcultureが
ラテン語のcultura(耕作)からきていることからわかるように、
土地を耕して作物を育てる意味だったものを「心の耕作」に転義させて、
人間の精神を耕すことが教養であると解されている。
次世代を力強く生き抜く力は、目先の事ではなく、とにかく教養を身に付けること。
そのためには多くの本を読み、大学の内外で多くの議論をすること。
その中でコミュニケーション力を学び論理的思考も習熟されてくるはず。
何だか一見遠回りのようでいて、決してそうではないと思うのだが…。
仕事に必要なスキルは就職してから学べばよい。
但し、これは経験上言えることだが、豊かな教養人…つまり心を耕している人は、
スキルの身に付く速度が圧倒的に早い。
教育は教え込むというより、相手の能力を引き出すことだから…多分。
引き出される能力は、心を耕していないと時間が掛かりますねえ。
私は人事の担当者ではないから、就職のためのノウハウは持ってないけど、
どっちみちそういう人が読むブログじゃないからいいだろう。
<工場長の割り込み>
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会場 :飯田橋レインボービル 会議室
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TEL.03-3260-4761
定員 :24名(先着順)
参加費 :39,900円(1名様につき)
(消費税および地方消費税 1,900円含む)
※昼食代、テキスト代含む
お問い合わせ・お申し込み先は、
綜合ユニコム株式会社ホームページより