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2012年03月29日

「春季彼岸会」におまいりしました(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

春のお彼岸になりました。
お彼岸の間(今年は3月17日~23日まで)築地別院のご晨朝(朝のおつとめ)は、
往生礼讃偈の般舟讃と、奉讃早引作法がおつとめされます。
通常朝夕は、正信偈と和讃、御文章なので、年に何回かある特別な日は、
なるべくお参りをして、様々な声明に触れたいと思っています。
今季は2回、ご晨朝の機会があり早起きをして築地に向かいました。

この日は改築中の本堂で行われました。
定刻7時に鐘がなり僧侶たちが入堂します。
まずは、往生礼讃偈の般舟讃(はんじゅさん)です。
「往生礼讃偈」は、高僧・善導大師が編んだ、
浄土往生を願い阿弥陀仏を称賛する勤行式だそうです。
その中にある「般舟讃」は、
浄土門における最も古い形式が残っていると聞きました。
私はその何とも言えない旋律の動きが大好きで、
家でも繰り返し練習をしています。

そして終わるとすぐに「奉讃早引作法」が始まりました。
彼岸会ではお中日を除く毎日、聖徳太子以外の七高僧を順番に読んで行きます。
今季1回目にお参りした日は春季彼岸会第3日「曇鸞章」でした。
この日は春季彼岸会第5日「道綽章」です。

半年近くかけてやっと七高僧全章がおつとめ出来るようになりました。
節はとても難しく少し緊張しましたが、
ご本尊に向けて座っている多くの僧侶のすぐ後ろの座席で声を重ねると、
一緒におつとめをしているような神聖な気持ちになりました。
4月には勉強会で京都の西本願寺(本山)に参ります。
本山のご晨朝は又素晴らしく、今からとっても楽しみです。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年03月29日 08:34

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