私の講座は<表現>というテーマでお話をさせてもらいました。
しかし、実際は生徒の皆さんに様々なチャレンジをしていただきます。
若い人の感覚の素晴らしさを垣間見たのは、
私が「ご遺族ご親族の皆様」という言い方でのよくある間違いは、
「ご遺族」よりも「ご親族」の音程が高くなる人がいますが…
と云ったら、ゲラゲラ笑って「そんな人ありえない」…だって。
(実際は、この業界に沢山存在しています)
それから「葬儀並びに告別式を…」と開式をする時も、
「葬儀」よりも「告別式」の音程が上がる人がいますが…と云えば、
またまた「ゲラゲラ」と笑い転げて「(若者言葉で)絶対いないし」…だって。
(業界には山ほどいるのです)
君たちの感覚は、とても正しい。
正しい耳を持っています。
その感性で汚れることなく真っ直ぐ進んで欲しい。
しかしここで、じゃあ何故そのような事が起こるのか。
そういう話をしてあげて、先ほどチャレンジした発声練習を振り返ってみると、
思うように声が出てこない自分が居ます。
目で見ているのに、口からすんなりと出てこない。
文字を知らない訳ではないのに、自由に喋ることができないわけです。
それは結論を言えば、フィジカルが全然ダメ。
だから、悪い癖として身に付いてしまう人が、この業界には沢山存在するのです。
皆さんは、絶対にそうならないように。
10分間の休憩時間、元気が有り余っているのか?
ある女子生徒。
まるで岸壁から飛び込んだ人のように、靴をきちんと揃えて、
ホップ・ステップ・ジャンプの動きに合わせるようにして鋭く手を振る。
スカートじゃなくてよかったよホント。
「何してるの?」
「あっ、ハンドボールの練習です」
「??ハンド・ボール」
(髪を振り乱すその姿は、格闘技かと思ったぜ)
あくまでもエアシュートですが…はい、お見事です。
その他の学生たちも、それはそれは賑やかで…年取ったオヤジからみればウルサイ。
こんな元気がどこから来るのか、若いということは素晴らしい。
この後、更に90分講義をさせてもらい合計3時間。
次週も2コマ担当だから計6時間の表現講習は、所謂一日講習と一緒だ。
んー考えてみればそれなりに長い。
何とか結果を出すべく、精一杯取り組もう。
次はもっと色々な事にチャレンジしてもらおうっと。
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