この講習会は年に4回、神奈川県や岡山県(現在の開催地)で開催されます。
新人の方々が大量に参加される講習会なのですが、
各項目のテキストを眺めると、レベルが上がっているのが見てとれます。
16年間もお世話になっているものですから、
昔のテキストと比較したら…言葉が悪くて済みませんが…まさに「月とすっぽん」。
現在、葬祭業務に従事する方たちに求められる様々なスキルの高いこと。
とても簡単な事ではないなあ、というのが正直な感想です。
基礎知識という名の下に、昔だったらとても基礎知識には入らないような
専門的な領域にまでドンドン切り込んで行っています。
特に法律・制度、宗教的知識、納棺技術、接客力、司会力…これは、
一つには、葬祭ディレクター技能審査試験の浸透
二つ目は、時代と共に、徐々に変化した顧客ニーズ
三つ目は、主に新規参入業者が変革を起こし、地殻変動が起きていること
この10年、葬祭業界は間違いなく大きな変化の真っただ中にあるようです。
そんな中、今後の数十年を葬祭業界で生きていくために研鑽を積みに来た新人。
基礎からみっちりと、そして勉強の仕方を色々とアドバイスさせていただきました。
例えば、スマートフォンはもう遅すぎるくらいだから始まり、
机に向かっての勉強ではなく、知らないことを知ろうとするだけの事が大きな差になる。
葬儀は長い歴史があるから、日本の事、地域の事をゆっくり学べる良いチャンスだ。
葬儀の演出は、まさに総合芸術と言える位何でも含んでいる。
宗教を学ぶのは、深いし、重いし、味わいがあるし、人間を豊かにしてくれる。
そして私の専門、司会については…それぞれ個性があって当たり前。
しかし、個性があって当たり前だからと好き勝手にやられたのでは、
昔の葬儀屋さんのように<恥ずかしい司会>になるのは目に見えている。
基本的に守るべきルールがあるから、そこを教え込まないといけない。
(詳細は秘密…大分バレてるけど)
講習の最後に待っていたのは、延々と続く技能習得の時間。
マイクリレーで時間の限りトライさせます。
① まず頭で理解、②そして自分で実演…を全員が順番にやります。
何十分の一の確率でしか自分にはマイクが回ってきませんが、
他人の実演を聞いて、それに対する私のコメントを聞いて…ここがミソなのです。
いつの間にか、他人の声が聞こえてくるのです。
その善し悪しが、違いが分かってきます。
自分の声のコントロールは出来なくとも、他人の声が聞こえてくるのです。
ということは、①まず頭で理解、②次に他人の声を聞き分ける耳が出来る、
そして最後に(数多くの練習後に)、③自分の声が思い通りにコントロール出来る。
効果があったようです。
聞き分けられる人を多く作る、そのことが、司会が上達する環境を育みます。
今後の皆様に大いに期待しましょう。
大変お疲れ様でございました。
追記
平塚でお気に入りの中華「康荘園」。
中国語が飛び交っている店です。
食べログでは3.0なのですが、美味しいものがあります。
ナスの唐辛子炒め
あさりとねぎのピリ辛炒め
この二つだけは、とても安いのにビールが進んで仕方ない。
私のダイエットの天敵です。
(ナスの唐辛子炒め)
(あさりとねぎのピリ辛炒め)
店は平塚駅の近く。
是非食べてみそー、美味いよ!
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会場 :飯田橋レインボービル 会議室
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TEL.03-3260-4761
定員 :24名(先着順)
参加費 :39,900円(1名様につき)
(消費税および地方消費税 1,900円含む) ※昼食代、テキスト代含む