一日目。
全国から集まった皆さんの緊張を解す目的もあって「実技接遇」からスタート。
配転も20点と少ないので気持ち的に楽に取り組めるし、
知らない者同士2人1組となって、審査官・受験者と交互にやっていただく。
そのことで講習が賑やかになるし、初日の一発目としては一番ふさわしい。
その後、休憩を挟んで「実技筆記」。
これはジャンル分けをして、例えば法律・制度や仏教周辺情報や、
神道・キリスト教等と数冊に分けて作ってある。
例えば、カトリックとプロテスタントの相違は。
神父 : 牧師
典礼 : 礼拝
ミサ・聖体拝領 : 聖餐式・聖餐
秘跡 : 礼典
命日祭 : 記念会
と、対比で表形式にしてあるから覚えやすい。
だが、延々と続くのである。
最初は、最低でも1問は絶対に出るという接遇サービスのジャンルから。
午前中一杯は、これで終わるか終らないかのせめぎ合いである。
そして昼食後も延々と実技筆記は続くのだが、
この実技筆記という試験対策は、学科対策にも一部通じるところがあり、
どうしても時間が掛かるしポイントは伝えておきたいところだ。
また、朝早くや昼食後の空き時間には、
翌日の講習である、幕張の見本映像・司会の見本映像、接遇の見本映像も、
システムで見て参考にしてもらっている。
映像を見るとイメージが湧きやすいし、受験者は取り組みやすくなるものだ。
毎回、映像との競争という手もあるけれど、この時点では無理。
では合格を目指して頑張っている皆さんの様子をご覧ください。
葬祭ディレクター試験での過去のヒットといえば、霊柩運送業務に関する計算方法。
火葬場に行った霊柩車を使って遺族が火葬場から自宅へ帰る場合、
往路運賃の半額が「遺骨宅送料」としてプラスされる。
或いは、実際の喉仏は甲状軟骨なため燃えてなくなるが、
一般に喉仏として重宝されているのは、頭を支える骨である脊椎骨のひとつである
第二頸椎である…とか。
また司会に幅を広げれば、勲章・褒章は役に立つ。
旭日章
旭日大綬章
旭日重光章
旭日中綬章
旭日小綬章
旭日双光章
旭日単光章
紅綬褒章
緑綬褒章
黄綬褒章
紫綬褒章
藍綬
褒章
紺綬褒章
読み方は自分で調べてね。
講義終了後は皆で風呂に入り、まるで学生時代の合宿のよう。
いつも思うのは、いや私が一番そう思われていると思うが、
スーツ姿と、部屋着の落差には驚かされる人がいます。
門限もありますし、飲酒も禁止ですが、1階のロビーには喫煙室があります。
煙草以外、楽しみも何もないわけですが、学ぶ環境としてはバッチシです。
お酒を控えた翌日の朝は、顔が全然むくんでいませーん。
絶好調だ!
よーし、二日目も頑張るぜえ。