松本駅から望むアルプスの山々は、この時期になっても頂が白い。
真夏を迎える頃にはそれも無くなるそうだが、それでも大雪渓には残るらしい。
四方を高い山々に囲まれた、これぞ長野県という風情だ。
一昨年まで、10年近く葬儀司会の連続講座を続けさせてもらっていた。
戦力になる力を十分蓄えたので、ひとまずお休みをいただいて…いたのだが…
今年に入り、「初級をやってもらえないか?」との打診。
「!!?先輩たちが教えるだけで十分じゃないのかな?」
そう思いつつ、テキストは初級よりも少し上のレベルを用意した。
ある程度は、当然できるものだと思っていたからである。
意外だった。
先輩はとても司会が巧いのに、どうして新人が…こんなにできないのだろう?
伺ってみると、発声練習の後は新人たちが「見よう見まね」で覚えるらしいのだが、
非常に「危険!」である。
自分の声が聴けない人たちに「真似」は出来ない。
自分の声のコントロールを覚える前から「真似」は不可能である。
そこには、惨憺たる結果しか出せないだろう。
つくづく…「司会が巧い」と「司会を教える」の違いの大きさに愕然とする。
結果、厳しいことを言わざるを得ない。
このグループのスタッフはよく勉強するのだ。
だからこそ新人の時に、基本を叩きこむ。
先輩だって自分の仕事があって後輩の面倒を見るわけだから、教えるプロではないのだ。
これから司会を勉強する良い機会になったと考えてもらいたい。
全国の葬儀社のレベルは確実に上がっていますから…。
頑張りましょう。
この日は、「司会研修会」だけでなく「料理検討会」も同時開催されていた。
昼休みに少し寄らせていただき、写真をパチリ。
中々壮観な眺めであるが、見た目は都内の料理とそんなに変わらないなあと思った。
ただ地方は、その土地でしか取れないものなどの特産品がある。
それらを上手に使い、地産地消で、しかもどのように料理すると美味しいのだろうか。
どうもその検討会だったようだ。
出入り業者の数の多さにはビックリ…この会社の規模が分かる。
全部の写真を撮ったわけではないが、それでもご覧の通り。
一口もいただかなかったが、見ているだけでお腹いっぱいになった。
では。