今年の研修会は、ひとつの場面をグループごとにビデオ撮影して、
時間がある限り再生をして、チェックしています。今回の撮影シーンは、
多くは真宗大谷派の葬儀の中で行われる儀式サポートの「花替、蝋燭替」です。
この地域は真宗大谷派の葬儀が多く、接遇研修会では毎年その練習しています。
曹洞宗の中ではあまり行われませんが、
敢えて研修ということで取り入れました。
「花替、蝋燭替」は葬送儀礼の区切りで行われます。
実際には弔電披露と同時進行で行われることが多く、
お客様からは目立たない場面ではありますが、
スタッフは、導師よりもご本尊に近い場所に出て、
ひとつひとつの大切な動作がありますので、決して軽く考えてはいけません。
後で、ビデオで振り返ると、
「花替、蝋燭替」にも色々な方法があることが分かります。
その時の祭壇周りの環境や、三具足なのか五具足なのかでも変わるので、
スタッフは前もって確認して、自分の仕事をイメージしておく必要があります。
ビデオで撮影していると、その方の葬儀への思い、
仕事への気持ちが手元から伝わります。
そして他のスタッフの方法を見ることも貴重な体験になるようです。
2回目の実践研修会が終了しました。後は1回を残すだけです。
最終回はベテランスタッフ達を集めての模擬葬儀です。
どこまで葬儀接遇を極めてくれるのか、
長年お手伝いして来た接遇研修会の集大成として、とても楽しみにしています。