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2012年06月20日

葬儀接遇実践講習会 in愛知 その2(加藤直美)

カテゴリー : MCエッセイ 七転八起

葬儀接遇のロールプレイング研修会第2回のつづきです。
今年テーマにしたのは「曹洞宗」です。
こちらの団体様のS氏が毎年、研修会に入る前の「曹洞宗講座」の講師と、
模擬葬儀の導師と司会者役をしてくださいます。
そして研修会用には、節柝や払子、血脈などを手作りして、
雰囲気を高めてくださいます。

又今回は、スタッフに付き添いで来てくださっていた次長さんまでもが、
維那役をして下さいました。
即興での導師の息はぴったりで、お見事でした。
お陰様で、ものすごく臨場感のある曹洞宗模擬葬儀になりました。
リーダーたちがこれだけ本気で臨んでくださる研修会は、
もうそれだけでスタッフたちの意気込みが違ってきます。
ありがとうございました。

今年の研修会は、ひとつの場面をグループごとにビデオ撮影して、
時間がある限り再生をして、チェックしています。今回の撮影シーンは、
多くは真宗大谷派の葬儀の中で行われる儀式サポートの「花替、蝋燭替」です。
この地域は真宗大谷派の葬儀が多く、接遇研修会では毎年その練習しています。
曹洞宗の中ではあまり行われませんが、
敢えて研修ということで取り入れました。

「花替、蝋燭替」は葬送儀礼の区切りで行われます。
実際には弔電披露と同時進行で行われることが多く、
お客様からは目立たない場面ではありますが、
スタッフは、導師よりもご本尊に近い場所に出て、
ひとつひとつの大切な動作がありますので、決して軽く考えてはいけません。
後で、ビデオで振り返ると、
「花替、蝋燭替」にも色々な方法があることが分かります。
その時の祭壇周りの環境や、三具足なのか五具足なのかでも変わるので、
スタッフは前もって確認して、自分の仕事をイメージしておく必要があります。
ビデオで撮影していると、その方の葬儀への思い、
仕事への気持ちが手元から伝わります。
そして他のスタッフの方法を見ることも貴重な体験になるようです。

2回目の実践研修会が終了しました。後は1回を残すだけです。
最終回はベテランスタッフ達を集めての模擬葬儀です。
どこまで葬儀接遇を極めてくれるのか、
長年お手伝いして来た接遇研修会の集大成として、とても楽しみにしています。

投稿者 葬儀司会、葬儀接遇のMCプロデュース : 2012年06月20日 08:19

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